大型物件の需要は堅調な伸び
- ファブ各社の山積み量は二極化
働き方改革など課題も山積
22年度の推定鉄骨需要量は、前年度比7・3%減の約432万㌧となった。需要推移としては、上期が前年同期比3・3%増となった一方で、下期が同17・4%減と大きく減少した。
規模別では、建設サイクルの短い中小規模物件が不振となっており、ファブ各社の山積み量に二極化がみられ、地方物件や中小規模物件をメーンに受注するファブが厳しい環境下にある。一方、大型物件の需要は底堅く、大手ファブとその加工協力や商社案件を受注するファブでは「1~2年先の山積みを確保」しているという。