鋼構造ジャーナル記事詳細

2024年8月12日号 NO.2200

2024年8月12日号 NO.2200

●前年同期比0・9%減の193万㌧/24暦年上期鉄骨需要
●鉄骨需要は21道府県で増加/6月都道府県別着工統計
●県議会派「新政みえ」と意見交換/三重県鐵構工協組
●「関東ブロックビルダー総会」を開催/横河システム建築
●新社長登場/平見勝洋氏・KHファシリテック(福岡)
●第3工場完成、生産体制再構築/鐵建(群馬)
●特集/日本溶接構造専門学校
●大阪・関西万博/シンガポール・パビリオン
●ウクライナ支援事業に採択/メタルプロダクツ(山形)
●非破壊検査の山本氏が講演/三重県鐵構工協組

24暦年上期推定鉄骨需要量

前年同期比0・9%減の193万㌧

需要低迷で厳しい受注環境続く

 国土交通省の建築着工統計から算定した2024暦年上期(1~6月)の推定鉄骨需要量は前年同期比0・9%減の193万10000㌧となった。暦年半期の200万㌧割れは23年上・下期に続いて3期連続となる。
 規模別では大型物件(1万平方㍍以上)が同23・0%増と回復傾向を示したが、中規模物件(3000平方㍍以上、1万平方㍍未満)が同10・4%減、小規模物件(3000平方㍍未満)が同10・7%減と明暗が分かれた。

県議会派「新政みえ」と意見交換

三重県鐵構工協組

支払い方法適正化や働き方改革など

 三重県鐵構工業協同組合(理事長=稲垣法信・稲垣鉄工社長)は7月30日、津市の三重県庁で県議会派「新政みえ」と懇談会を開き、支払い方法の適正化や働き方改革の適正な履行について意見を交わした。
 国土交通省から11月1日付で60日を超える手形が割引困難な手形とみなされ、指導の対象となる趣旨の通達が出されたことを受け、下請業者の資金繰りに関する法的配慮など関係者に対する指導②作業所への月曜日朝の搬入への配慮と作業所での作業時間の削減——などを要望した。
(写真=稲垣理事長(右側中央)が状況を説明)
稲垣理事長(右側中央)が状況を説明

大阪のファブが施工に協力

シンガポール・パビリオン

強い協力関係で施工

 大阪・関西万博では世界各国が自国の魅力発信を目的にパビリオンを出展している。このうち鉄骨造で建設中の「シンガポール館」は大阪のファブ4社が躯体製作と現場施工に協力した。同国のパビリオンは「Dream Sphere(ドリーム・スフィア)」と名付けられている。
(写真=上棟式当日の鉄骨(6月24日))
上棟式当日の鉄骨(6月24日)

非破壊検査の山本氏が講演

「鉄骨工事管理」テーマに

三重県鐵構工協組

 三重県鐵構工業協同組合(理事長=稲垣法信・稲垣鉄工社長)は7月25日、津市の組合会館で「検査の立場から設計・ゼネコンが注目する工場製作のポイント」をテーマに講習会を開催し、組合員企業19社38人が参加。講師は非破壊検査・事業統括本部営業部長の山本弘嗣氏が務めた。
(写真=組合員企業から19社38人が参加)
組合員企業から19社38人が参加

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