鉄構技術記事詳細

2008年8月号 VOL.21 NO.243

☆Special Feature Article☆
年表でみる 20年のあゆみ、できごと―1998~2007年
提言:私はこう思う
―鉄骨造建築の魅力・20年後の鉄骨造建築・鉄骨製作工場・鉄骨加工機械
変貌を遂げる都市空間―過去・現在・未来
ランドマークタワーが都市再開発の象徴に。
超高層ビルが町並みを―新しい高さがシンボルに
東京・名古屋・大阪の都市変貌と高さランキング

●高く美しく。世界の超高層ビル建設

世界の超高層ビルランキング
世界のスカイスクレーパー計画
―ニューヨーク、シカゴ、パリ、ロンドン、中国、ロシア
中東で加熱する高さ競争―UAE・サウジアラビアなど
―スカイスクレーパー建設、未来の超高層ビル構想など
☆短期集中連載<14>
建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事―改定のポイント

●耐震設計と施工

モード学園スパイラルタワーズ
―自由な形態を実現する構造設計と鉄骨工事の工夫― 山脇 克彦

☆ファブ探訪

T・A・G トクテック事業部/アイエス事業部―――――編集部

●News Serial

「大空間構造での世界の鉄構技術は進歩しているのか」
 -オリンピック施設に特定して最近100年間の鉄構技術の変遷を考える
   ――――――――――渡辺 邦夫/揚原 茂雄

●Project

全国の大規模工場・大型店舗建設一覧/

☆Gallery

神保町シアタービルディング/デビアス銀座ビル

●Strutect
金田 充弘さん(東京芸術大学建築学科准教授/オーブ・アラップ・アンド・パートナーズ)
鉄構技術

●連載 随筆<79>
や  屋久島────────深見準一

☆連載

豊かな文化遺産と変われない社会
―インドの歴史と建築を巡って― 第5回 ムンバイとデリーの建築物を巡る───黒沢 亮太郎

●リレーエッセイ(143)

“Out of Africa”  ──井上 廣之

●Essay モノつくりが創る美 -92-

時空を超えるもの:技術者の工夫と想い―アンコール遺跡の壁面を飾るもの─豊田政男

●掲示板

溶融亜鉛めっき高力ボルト技術協会 溶融亜鉛めっき高力ボルト技術者認定―愛知 76%、沖縄 65%、栃木 79%、東京 66%、大阪 82%が合格

●News Up

豊田政男・阪大教授の退官記念国際シンポジウム/日本建築学会「アーキニアリングデザイン・フォーラム2」を開催/日本建築学会・構造委員会が第7回「シェル・空間構造」セミナー‐応答制御技術が開く空間構造デザインの可能性2008―を開催/耐震工学研究会「地震動の多様性に対応した耐震設計」を開催/JSSC 第6回イブニングセミナー「あのすばらしい講義をもう一度」を開催

●Strutec data2008年5月の構造別着工面積

●CONTENTS
●Information
●読者のひろば
●EDITOR ROOM

●表紙説明
鉄構技術
上空から東京ドーム周辺を望む
 読売ジャイアンツの本拠地として知られる東京ドーム(東京・文京区後楽1丁目)が竣工したのは、今から20年前の1988年(昭和62年)3月。日本初の屋根付き球場で、屋根は空気膜構造を採用している。内部の空気圧を外部よりも0.3%(3ヘクトパスカル)高くして膨らませており、圧力差を維持するために出入り口に手動式回転ドアやエアロックが設置されている。隣接する小石川後楽園の日照に配慮するため、屋根の高さが外野方面に向かって低くなっていくように設計された。ドームの広さは約216㎡で建築面積は4万6,755㎡、容積は約124万㎡、建設費は約350億円。設計は竹中工務店・日建設計が担当し、施工は竹中工務店が担当。なお、東京ドームの竣工に伴い、日本初の内野二階建てスタンドの野球場であった旧後楽園球場(1937年竣工)は解体された。跡地には現在、東京ドームホテル、東京ドームシティが建設された。

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