鋼構造ジャーナル記事詳細

2008年7月14日号 NO.1361

・日建連など3団体/既契約の民間工事でも個別協議
・新委員長/日本鉄鋼連盟建築専門委員長・猪砂利次氏
・国土交通省/住宅局建築指導課長に井上俊之氏
・新支部長/徳島県鉄骨構造協同組合・渡辺啓二理事長
・旭日双光章を受章した出雲正氏/35年の業界活動
・新社長/三昭技研(島根県)・長谷川健氏
・徳機製作所(山口)/屋外クレーンなどを大型化
・各地で自由討論会開催/鉄構組合事業への意見・要望
・首都圏版
・九州版
・新鉄構企業訪問/(株)芳賀信建設(青森県)

鉄骨単価「トン30万円」圏内へ

今月にもさらなる鋼材値上げ

「適正加工費の維持」で懸命な努力

 年初来の鋼材価格の急伸とともに鉄骨単価も100~300㌧整形小型物件(S造「コラム・H」構造、現場建方込み)で、一気に20万円半ばから後半に上伸。見積もり単価で平均30万円台の展開をみせている。今月に鋼材価格が今一段階の値上げ等が見込まれることから、さらに単価が上伸するのは必至と予想され、適正加工費の反映を踏まえて、きわめて重要な局面を迎えたと言えそうだ。(上伸続く鉄骨単価―写真と本文は関係ありません)

既契約の民間工事でも個別協議

鋼材の高騰で事業主へ要請

日建連など3団体がパンフ作成

 日本建設業団体連合会(日建連)、日本土木工業協会(土工協)、建築業協会(BCS)の大手ゼネコン3団体は、建設資材高騰に伴う工事請負契約済み民間工事への対応として「民間事業主に対し、建設会社との個別協議をお願いするパンフレット」を作成し、会員会社に配布した。会員企業は民間工事の事業主(発注者)に個別協議を要請、資材の高騰の理解を求めることにしている。

鉄骨検査技術者試験を実施

全構協と鉄建協

 全国鉄構工業協会と鉄骨建設業協会は5日、全国一斉に平成20年度建築鉄骨検査技術者試験を実施した。建築鉄骨製品検査技術者試験は全国6会場、建築鉄骨超音波検査技術者は4会場で行われ、受験者総数はそれぞれ691名(昨年度比20%増)、249名(同27%増)で、昨年度実績を大幅に上回った。(写真=昨年度を上回った受験者<東京会場>)

溶接機など更新・新設

桂スチール

ホームページをリニューアル

 ビルトH形鋼メーカー、桂スチール(工場・岡山県和気郡吉永町神根本、三木桂吾社長)は今月から9月までの間に溶接機を2台リプレースし、1台を新設、またプラズマ機1台も新設、昨年の段階で自動溶接機も更新している。
 今回の一連の設備導入は「老朽化した機械の変更と、小板用の加工強化を考えたもの」(三木社長)という。(写真=更新した溶接機のバッファロー)

徳機製作所(山口)

屋外クレーンの大型化実現

大型構造物への対応を強化

 山口県のHグレードファブ、徳機製作所(周南市港町、岡田幹矢社長)は最近、ガセット用の孔あけ機をリプレースし、屋外クレーン5㌧タイプ2台を10㌧タイプに変更するなど小物、大型構造物への対応強化を図った。

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