鉄構技術記事詳細

2009年7月号 VOL.22 NO.254

・[特集]’09鉄構技術展特集
・[Report]鉄骨製作工場性能評価基準の改正について
・[interview]プランテック総合計画事務所
・[OFFICE設計事例]アスペクト比の大きい狭小地に
 建つOFFICEビル-リプロ銀座-
・[Photo Topics]大阪駅再開発プロジェクトが着々と進行
・[Strutect]椿 英顯さん
(竹中工務店大阪本店 設計部 監理部長)

●特集 ’09鉄構技術展特集

・展示会見所
・会場案内図
・出展会社一覧
・出展製品ガイド

●Report

・鉄骨製作工場性能評価基準の改正について
―――――田中 淳夫

●interview

・プランテック総合計画事務所
「優美なデザインと連絡橋としての回遊性の向上を実現」
―――――編集部
・柏髙島屋ステーションモール新館
施工計画(新館)と構造(連絡橋)
―――――プランテック総合計画事務所/エンジニアリング エクスチェンジ

●OFFICE設計事例
・アスペクト比の大きい狭小地に建つOFFICEビル
-リプロ銀座-
―――――森田 明

●Strutect
鉄構技術
椿 英顯さん(竹中工務店大阪本店 設計部 監理部長)

●表紙説明
柏髙島屋ステーションモール新館
鉄構技術
 千葉県北西部に位置し、県内外にさまざまな情報を発信し続け、多くの若者が集るなど首都圏でも有数の都市に発展した柏市(千葉県)の表玄関・柏駅西口の街並が大きく変わった。昨年10月に「柏髙島屋ステーションモール新館」が竣工し、同時に既存の「柏髙島屋ステーションモールS館」の外観も統一感あるデザインに変更された。夜になると駅前を優しく包み込むようにライトアップされ、約140mに渡って半透明のガラスによるファサードが連続する。「柏髙島屋ステーションモール新館」の建築主は東神開発と地元地権者。地上12階、地下2階、高さ約59m、延床面積約2万1,000平方メートル。意匠設計はプランテック総合計画事務所、構造設計はエンジニアリングエクスチェンジ、施工は竹中工務店が担当した。構造はS造(一部SRC造)を採用。鉄骨使用量は約3,000トンで、鉄骨製作は川岸工業千葉第一工場が担当した。ファサードの材料には溝型ガラスが採用され、白を基調としたガラスファサードで駅前広場を包み込み、これまでの外壁による圧迫感を払拭した。また、新館と既存のS館を結ぶ連絡橋は、既存棟(S館)に荷重を一切かけない構造を採用、鉄骨柱で格子状につないでおり、意匠的にも美しい。

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