2010年4月号 VOL.23 NO.263
・[特集]鉄骨ものづくり特集 第一弾
・[Photo Topics]東京・中央区で建替工事が本格化
・[新工法]HYPERDECK-176(ニッテツ ハイパーデッキ)
・[耐震設計と施工]永田町二丁目計画
・[耐震設計と施工]Ao <アオ>
・[鉄のデザイン]コーンズ大阪サービスセンター
・[Regular]建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事-改定のポイント<27>
・[Strutect]中澤 昭伸さん
●特集:鉄骨ものづくり特集 第一弾
・大地震の多発と鉄骨造建築の耐震性能
―カギ握る高強度鋼材の新たな可能性。高品質要求と「ものづくり」と適正価格
・JSSC 建築構造用鋼材の品質証明ガイドライン
・鋼材Q&A STKR材の適用範囲について
・国土交通大臣認定の建築構造用鋼材一覧
・<ルポ-ファブ探訪>エーブルコンストラクション(京都府)
●Photo Topics
・東京・中央区で建替工事が本格化
―中小ビルから超高層ビルまで多様な建物を建設。銀座、京橋、日本橋地区で活発。
計19プロジェクトで延床面積約50万平方メートル。鉄骨所要量は計約9万tを創出
●新工法
・耐火性能検証法(耐火ルートC)用-2時間超(176分)耐火構造床
HYPERDECK-176(ニッテツ ハイパーデッキ)
赤丸 一朗
●耐震設計と施工
・永田町二丁目計画
―最適スパンが異なるオフィスとホテルをトランスファー構造で繋ぐ―
西尾 啓一/大西雄一郎/八木 聡/田淵 将也
・Ao <アオ>
―オーバーハングを有する構造架構の設計―
高橋 浩史/中村 伸
●鉄のデザイン
・コーンズ大阪サービスセンター
―コーンズ大阪サービスセンターの建築と構造―
丹下 憲孝/梅沢 良三
●Regular
・建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事-改定のポイント<27>
●Strutect
中澤 昭伸さん(織本構造設計 専務取締役本部長)
●表紙説明
(仮称)山口きらら博記念公園水泳プール
(仮称)山口きらら博記念公園水泳プールは2011年9~10月に開催される第66回国民体育大会及び第11回全国障害者スポーツ大会に使用される水泳場となる。建築デザインは市民に親しみやすい卵型のフォルムを有しており、膜屋根と金属屋根の屋根仕上げとなっている。構造形式としては、鉄筋コンクリート造の下部構造と鉄骨屋根架構からなり、屋根架構にはキャンチトラス+張弦ユニットからなる複合張弦アーチにより構成されている。屋根架構のスパンは建築のフォルムに応じて27.4m~61.6m。施工方法はキャンチトラス部分を先行して施工し、地組した張弦ユニットを初期張力導入まで行い、クレーンによってキャンチトラス間に架設する形式としている。鉄骨建方は、綿密な施工計画により、約4,000平方メートルの面積を1カ月半で行う。使用鋼材はSN490B,STK490,STK400(主要構造部)で鉄骨需要量は416t。設計および監理は山下設計、施工は五洋建設・井森工業・長沢建設JV。鉄骨製作は新日鉄エンジニアリング(川重鉄構工事)。竣工は2011年3月の予定。