鋼構造ジャーナル記事詳細

2010年8月16日号 NO.1470

●09年度鋼橋受注30万5千トン/橋梁建設協の受注実績
●国交省6月の建築確認申請/2年ぶりに5万件台に
●10年度建設投資見通し/ピーク時の半減弱の39兆円
●インタビュー/サンコーテクノ・洞下英人社長に聞く
●水島鉄工(新潟)/「改善活動発表会」を開催
●人と話題/建築学会賞を受賞・吹田啓一郎・京大教授
●甲信越版
●近畿版
●インタビュー/富士スチール(東京)・岡康彦社長
●清水(鳥取)/プラズマ切断機導入で内開先など可能
●全構協/米森会長らが近畿、中国、北陸支部を歴訪

会員2社3工場の見学会を開催

兵庫Mグレード会の恒例見学会

誠和新工場と福村鉄工2工場訪問

 兵庫県鉄工建設業協同組合加入のMグレード有志で組織する兵庫鉄建組合Mグレード会(会長=安部利英・アベ社長)は6日、恒例の会員企業の工場見学会を開催。誠和鋼販が08年10月にひょうご情報公園都市内に新築した戸田工場(三木市志染町戸田、橘田誠道社長)と福村鉄工所の新拠点工場である稲美工場(加古郡稲美町下草谷、福村忠之社長)および同社本社所在地の西神工場(神戸市西区高塚台)の2社3工場を見学した。
(写真左=誠和鋼販戸田工場前で、写真右=福村鉄工所稲美工場は組立加工を行う)

09年度鋼橋受注30万5000トン

海外(輸出橋梁)が1万9000トンと急増

日本橋梁建設協会の受注実績

 日本橋梁建設協会(須賀安生会長)はこのほど、09年度の会員会社40社の鋼橋受注量をまとめた。それによると、09年度の鋼橋需要は対前年度比6.0%減の30万4974トンとなった。
 品目別では道路橋が同5.5%減の26万4250トン、鉄道橋が同50.4%減の1万9833トン、その他が同64.9%減の1701トン、輸出橋梁が同大幅増の1万9189トンとなった。

国土交通省

6月の建築確認申請・確認件数

申請は2年ぶりに5万件台に回復

 国土交通省が発表した6月の確認申請件数は5万839件(前年同月比9.0%増)で、このうち鉄骨造比率が高いとされる1~3号建築物は1万4583件(同12.6%増)、また構造計算適合性判定申請件数は1746件となった。これに対し確認件数は4万9893件(前年同月比7.8%増)、1~3号建築物は1万3885件(同7.3%増)、また構造計算適合性判定合格件数は1654件となっている。

水島鉄工(新潟)

「改善活動発表会」を開催

社員構成のサークル5組が成果を発表

 新潟県のMグレードファブ、水島鉄工(阿賀野市京ヶ瀬工業団地3610―155、水島雅晴社長)は7月30日、新潟市内のホテルで来賓、ファブ業界関係者、社員および当事者ら約120名を集めて、平成22年度「改善活動発表会」を開催した。
(写真=最優秀賞を獲得したゴッドハンドのメンバー)

操業中の工場を耐震補強・建て替え実現

建坪率を変えない工法を実用化

ヨシザワ建築構造設計(東京)

 ヨシザワ建築構造設計(東京都中央区日本橋浜町2―13―6TEL03・5641・4430、吉澤宏泰社長)は、老朽化した工場の操業を維持しながら、建て替えまでを行うことができる「かぶせ工法」をさらに進化させ、既存工場の建坪率を変えずにリニューアルできる工法を開発し、実用化した。
(写真=食品工場の耐震補強の鉄骨イメージパース)

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