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鉄骨梁の横座屈の最新研究を発表

  • 建築学会近畿支部が研究会を開催
    研究成果の設計への反映策を検証

 鉄骨梁の横座屈については、適切な横座屈補剛により発生を防止するとの前提で、耐震設計が行われてきた。しかし近年、従来の想定を超える大規模地震の発生が懸念され、横座屈後の耐力や変形性能の把握などが求められている――こうした背景を踏まえ、日本建築学会近畿支部の鉄骨構造部会(主査=桑原進・大阪大准教授)は22日、大阪靭公園内の科学技術センターで、「鉄骨梁の横座屈挙動〜最先端の研究成果と設計への応用」をテーマに、研究会を開いた。
 発表された研究課題は①座屈に関わる安全性の定量的評価(井戸田秀樹・名古屋工大教授)②変軸力材の座屈と座屈補剛(津田惠吾・北九州市大教授)③横座屈を伴う骨組の大たわみ挙動(金尾伊織・京都工繊大准教授)④床スラブの横補剛効果(宇佐美徹・竹中工務店)の4項目。
(写真=研究会の会場。顔写真は左から桑原主査、井戸田教授、津田教授、金尾准教授、宇佐美氏)
20150727-00

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