鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年8月15日号 NO.1522

●福島第1原発で大手ファブ参画/4号機カバーは8千トン
●10年度の鉄塔需要実績/前年度比38%減の約4万トン
●11年度建設投資は44兆円台/建設経済研の見通し
●橋建協/海外展開のスキーム作りに着手
●東構塾/丸一鋼管東京第2工場を見学、製造工程学ぶ
●愛知県建設企画課/「施工・監理実務講座」を主催
●東京都/緊急輸送道路沿道建築物の耐震化条例
●近畿版
●中国版
●松田商工(千葉)/切板の2次加工の深掘りに注力
●浅善鉄工所/アンカーボルトのJIS認証取得

品質証明ガイドラインなどテーマ

福岡県建築鉄骨協議会が勉強会

今後、東日本大震災の状況報告も

 県内の産・官・学の関係者らが建築鉄骨製品の適正品質確保を目的として設立した福岡県建築鉄骨協議会(会長=河野昭彦・九州大学大学院教授)が8日、福岡市内のセントラーザ博多で「山形鋼ブレースの接合部実験」「中村学園大学耐震補強CFTブレース」および「品質証明ガイドライン」の3テーマについて勉強会を開催した。
(写真=会場風景)

福島第1原発で大手ファブ参画

急ピッチで施設の設置工事進む

4号機カバーは約8000トン

 東日本大震災で甚大な被害を受けた福島第1原発では、鉄構業界もゼネコンのもと大手ファブや鋼材商社などを中心に参画。事態収束に向けて本格的な作業が進んでいる。現在、放射性物質の飛散抑制を目的とした原子炉建屋カバーの設置や現場整備のための鉄板の敷設をはじめとする工事が急ピッチで進展、今後も施設の建設・増設などが予定されている。

データセンターの見学会を開催

最新の免震システムを紹介

新日鉄ソリューションズ

 新日鉄ソリューションズはこのほど、東京都三鷹市で建設中の「新日鉄ソリューションズ第5データセンター」の現地見学会を開催した。当日は施設の概要と特徴とともに、特に免震システムと環境負荷軽減の取り組みなどを中心に紹介、現場では装置を前にした解説を行った。
(写真=データセンター建築現場(外観))

海外展開のスキーム作りに着手

「震災の復興需要は3~5年先」

橋建協が専門紙との意見交換会

 日本橋梁建設協会(会長=昼間祐治・IHI副社長)は8日、東京・港区西新橋の同協会会議室で、今年度第1回目の専門紙各社との意見交換会を行い、10年度の鋼橋発注量、東日本大震災の鋼橋被害調査報告、「橋の相談室」の現況など最近の業界状況を説明した。昨年度の鋼橋発注量は道路橋のみで約28万4000トン。
(写真=「橋の相談室」の結果も公表)

『施工・監理実務講座』

鉄骨仕口部サンプルなどで実演

愛知県建設企画課が主催

 愛知県建設企画課主催、愛知県建築士事務所協会技術委員会、愛知県鉄構工業協同組合後援による『施工・監理実務講座』が7月28日、金山駅前の組合会議室で開催され、県建設関連部署をはじめ、一宮市や瀬戸市など県下の実務にかかわる技術職員52名(このうち10名が女性)が参加した。
(写真=鐵骨製作の基本を説明する石原専務理事)

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