3年連続の500万㌧台確保
- 『2018年問題』が急浮上
注目される地方の需要動向
今年度上期の鉄骨需要は推定264・3万㌧(前年度同期比5・4%増)で、このままのペースで推移すれば通期で3年連続の500万㌧台を確保するものと予想される。
ただ、足元の展開について「当初、今秋以降は繁忙期入りとされただけに肩透かしにあった状況」を実感として捉えるファブ関係者は少なくない。とくに計画物件のズレ込みの影響を指摘する声は多く、「国交省の着工統計による推定量と実需との乖離(かいり)は大きく、30~50万㌧の物件が年越し」(高炉メーカー)の意見も聞かれる。