鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年1月30日号 NO.1546

●森ビル/全鉄骨工事を第三者検査の直接発注へ
●H形鋼横ばいの7万1千円/物調の1月資材価格調査
●山梨県「県政功績者」/櫻本鉄工・櫻本進氏が受賞
●JSCA賀詞交歓会/3月に提言の概要を発表へ
●Hグレード工場ルポ/中越鉄工㈱(富山県)
●ICBA講習会/「建築構造審査・検査要領」
●新社長/鈴建ホーム(千葉県)・鈴木義治氏
●関東版
●近畿版
●新鉄構企業訪問/沢田鉄工(株)(富山県)
●全構協九州支部・H部会/適正品質、経営安定を徹底

「苦境克服」で新たな誓い

全国の鉄構組合が賀詞交歓会

強固な結束力求める動き顕著

 欧州の債務危機問題をはじめ、円高や国内製造業の空洞化、東日本大震災や福島第1原発事故など〝混沌〟とした国内外情勢に加え、景気後退による鉄骨需要の大幅減少と長期化で業界全体に強い緊迫感が漂っているが、「仲間意識を基盤とした情報共有化など組合員間の協力・連携で、苦境を乗り切っていこう」と新たな誓いのもと、全国各鉄構組合の賀詞交歓会が10日の愛知県鉄構工業協同組合を皮切りに開催されている。
(写真=全国の鉄構組合の賀詞交歓会がスタート。東京鉄構工業協同組合)

全鉄骨工事で第三者検査の直接発注へ

森ビル 監理体制を〝本来あるべき姿〟に変革

 森ビルが全鉄骨工事物件で、第三者検査会社への直接発注に踏み切る。同社が特定建築者として東京都港区に現在建設中の「環状第2号線新橋・虎ノ門地区第2種市街地再開発事業Ⅲ街区」(52階建て鉄骨造)で、第三者検査業務を直接発注した。同社としては、昨年3月に竣工した「六本木ヒルズ クロスポイント」(10階建て鉄骨造)に続き2棟目となる。取材に対して同社担当者は「今後、森ビルが関係するすべての物件で、第三者検査会社への直接発注にする」と語った。

H形鋼は横ばいの7万1千円

様子見で横ばい推移に

物調の1月資材価格調査

 建設物価調査会は、1月上旬に調査した主要建設資材の価格動向をまとめた。このうち東京地区の鋼材関係は、H形鋼については、鉄スクラップ価格の上昇で電炉メーカーが卸値を引き上げたため、一部の流通筋で仕入れを増やす動きが見られ、需要家は低調な需要に慎重な購入姿勢を維持。鉄スクラップ価格の先行き不透明感と需給に引き締まりがないため、価格反発の動きは薄く様子見の商状が続き、前月比横ばいのトン7万1000円となった。

県政功績者賞を受賞

櫻本鉄工(山梨) 櫻本 進氏

 山梨県鉄構溶接協会は20日、新年互礼会で昨年11月20日に県政功績者賞を受賞した元会長の櫻本進氏(櫻本鉄工社長)の受賞祝賀会を併催した。
(写真=花束を持つ櫻本氏(右は中出会長))

全構協九州支部・Hグレード部会

適正品質と経営安定へ意識徹底

「会員間で連携し切磋琢磨を」

 全国鉄構工業協会の九州支部H部会(部会長=永井毅・永井製作所社長)は17日、福岡市博多駅前のセントラーザ博多で1月例会を開き、適正な品質確保と経営安定に対する意識を向上させることを改めて徹底し、事業を推進していくことを決めた。
(写真=懇談会や見学会で次回に向け意見交換)

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