鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年3月26日号 NO.1554

●宮城鉄構組合・石巻、気仙沼支部/震災後初の会合
●H形鋼は横ばいの7万円/物調の3月資材価格調査
●宮地エンジニアリング/伊良部大橋主航路部を浜出し
●大阪「うめきた」上棟式/主要躯体工事完了
●JSNDI・諮問委/不合格者への点数通知等で質疑
●日構専・卒業式/ファブ子弟ら21名が巣立つ
●千代田興業(秋田)/神鋼のフラックス入りワイヤ採用
●関東版
●中部版
●東京製鉄4月契約/厚板除き2000円値上げ
●東構協/耐震補強工事受注実績上位6社を表彰へ

既設建物への耐震補強工事

全国的に診断や施工が相次ぐ

組合は分離発注の対応強化へ

 東日本大震災以降、既設建物への耐震補強工事の社会的関心がかつてないほどに高まりをみせている。高架橋脚のほか、避難施設となる県庁舎や病院、学校体育館、そして駅舎、工場、店舗、倉庫など公共・民間施設を問わず全国的に耐震診断実施や耐震補強の施工が相次いでいる。
(写真=製作中のK型ブレース(東京都の飯田製作所にて))

震災後初の支部会を開催

宮城鉄構組合の石巻・気仙沼支部

復旧工事の一段落を確認

 宮城県鉄構工業協同組合の石巻・気仙沼支部(支部長=武田信市・武田鉄工所社長)は14日、宮城県大崎市の「ますや」で支部会を開催した。2社の欠席はあったものの、支部会員が一堂に集まるのは東日本大震災の発生以降、初めて。会合には工場が津波で流失したキムラ鉄工所、歌津工業らも出席し、久々に元気な姿をみせた。支部会では「復旧工事の一段落」を確認、今後の復興の進展と需要に大きな期待感を示した。
(写真=今後の復興の進展と重要に大きな期待感)

2000キロの航海に出発

伊良部大橋主航路部を浜出し

宮地エンジニアリング

 宮地エンジニアリング(東京都中央区日本橋富沢町9-19、青田重利社長)は13日、同社千葉工場で製作していた沖縄県の宮古島と伊良部島をつなぐ伊良部大橋の主航路部上部工を浜出し(出荷)した。当日は、吊り上げ能力3000トンの大型クレーン船を使用し、海水対策を施した約1700トンの上部工を無事に台船に積み込み、目的地の宮古島へ出航した。
(写真=吊り上げられた主航路部上部工)

日構専

平成23年度卒業式を挙行

ファブ子弟ら21名が巣立つ

 日本溶接技術センター付属日本溶接構造専門学校(略称・日構専、奥村誠学校長)は16日、神奈川県川崎市の同校講堂で平成23年度卒業式を挙行。溶接や非破壊検査技術を2年間にわたって学んだファブの子弟ら21名が、鉄構業界などに巣立っていった。
(写真=卒業生と教職員)

津波避難タワーを商品化

日鉄住金建材

コラム―H構造で工期短縮

 日鉄住金建材(本社・東京都江東区、増田規一郎社長)はこのほど、地震や津波に強いコラム―H構造の津波避難タワーを開発、「セーフガードタワー(SGタワー)」の名称で1月から本格販売を開始した。これは同社とグループ会社の技術を結集して商品化したもので、「安全・安心」「エコ・短工期」「デザイン」の3つの特徴を有する。現在、1号物件を仙台製造所内に建設中であり、4月上旬に完成する予定だ。
(写真=セーフガードタワーの完成イメージ)

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