鉄構技術記事詳細

2012年4月号 VOL.25 NO.287

・[特集]震災復興と鉄骨造建築 Part.1 コラム構造の提案版
・[Photo Topics]東大・神田 順教授が「最終講義」
・[東日本大震災]平成三陸大津波 第二回
・[耐震設計と施工]豊洲キュービックガーデン
・[BIM]ST-Bridgeによる構造設計情報の連携
・[BIM]構造系BIM ImplementationとBIM Managerの役割
・[Strutect]金尾 伊織さん

●特集:震災復興と鉄骨造建築 Part.1 コラム構造の提案版

・東日本大震災から1年
―コラム構造による建物復興へ―
・東日本大震災における被災状況とコラム構造の提案
―安全・安心の構造が建物復興を支援―

●Photo Topics

・東大・神田 順教授が「最終講義」
―「建築構造をとりまく自然と社会」テーマに。大学・研究室OB、建築関係者らが聴講―

●東日本大震災

・平成三陸大津波 第二回
―――大越 俊男

●耐震設計と施工

・豊洲キュービックガーデン
―「免震構造+高張力鋼」が生み出す大空間オフィス―
―――村上 信/小川 彰宏/中村 一彦

●BIM

・ST-Bridgeによる構造設計情報の連携
―――鹿島 孝
・構造系BIM ImplementationとBIM Managerの役割
―組織でのBIM導入についての考察―
―――大脇 茂弘

●Strutect
鉄構技術
金尾 伊織さん(京都工芸繊維大学 工芸科学部 建築造形学部門 准教授)

●表紙説明
豊洲キュービックガーデン
鉄構技術
 再開発が進む東京港のウォータ―フロント・豊洲(東京都江東区)に、新たなランドマークとなる高層ビルが2011年1月に誕生した。「豊洲キュービックガーデン」は、「豊洲」の地域性にふさわしい「豊かな中層大空間」を追求し、これまでにない骨格を備えたオフィスビルとなっている。建築主は第一生命保険株式会社で、規模は地上14階、地下1階、塔屋1階、高さは約75m。延床面積は約98,800平方メートル。設計は清水建設が担当し、施工は清水・前田・日本建設共同企業体が担当した。構造種別はS造(柱CFT造)、一部SRC造。主な鋼材として建築構造用高降伏点鋼管(BT-HT400UO,500UO)、SN490B、SN490Cを採用。1階と2階との間に免震層を配置した中間階免震構造を採用し、耐震性能の向上で災害時の事業継続性(BCP)を確保し、安心・安全な「BCPオフィス」を実現している。一方で、地区全体の環境向上を念頭に、ダブルスキン工法やエコボイド等による熱負荷低減、自然光の積極的利用、外気導入による自然換気・外気冷房等を採用し、従来にない先進的な「環境配慮型オフィス」となっている。

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら