鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年7月9日号 NO.1569

●鉄鋼建材製品市況の展望/荷動き低調、下値寄り推移
●5月の鉄骨需要量は約38万トン/国交省建築着工統計
●ピープル/全国鐵構工業協会の新専務理事・齊藤眞氏
●ひと/日本橋梁建設協会事務局長・出嶋慶司氏
●インタビュー/鉄構5団体トップに就任・木下好正氏
●「JSCAの提言」東日本大震災からの教訓
●新理事長/大分県鉄構工業会・神崎隆一氏
●藤木鉄工(新潟)/安全大会に総員300名が参加
●現地ルポ/中国「大連中集物流装備有限公司」
●中部版
●四国版

首都圏の耐震補強発注が相次ぐ

都内は例年にない発注量に

製作協力のネットワークも進展

 東日本大震災の地震被害や懸念される首都直下型大地震を想定し、都内を中心とした首都圏の耐震補強工事の発注が相次いでいる。時期的に体育館など夏場施工の学校施設耐震補強の集中発注と重なり、「例年にない発注量となっている」(東京のMグレードファブ)との声も少なくない。
(写真=製作中の「耐震補強ブレース」(東京都江東区の飯田製作所にて))

鉄鋼建材製品市況の現状と展望

荷動き低調、下値寄り推移

需給調整で市況の再建図る

 足元、H形鋼など建材製品の市況は、春先のメーカー値上げによって一時は底入れするも、採算レベルへの値戻しが進まないまま、再び下値寄りで推移している。需要低迷に伴う荷動きの停滞で在庫削減が進まず、流通の売り腰も定まらないなか、市中実勢の軟調ムードが強まっていた。

平成24年度安全大会を開催

社員・協力会社など300名が参加

藤木鉄工(新潟)

 新潟県のHグレードファブ、藤木鉄工(並川栄三社長)は6月30日、新潟県の聖籠町の聖籠町文化会館で、平成24年度安全大会を開催した。大会では安全表彰、安全標語の入選者表彰、統括安全衛生責任者の訓話、新潟医療福祉大学の若杉透教授の講演などが行われ、社員・協力会社など関係者約300名が出席した。
(写真=合計24グループ・会社を表彰)

ビルトH協議会

総会、工場見学、研修会開催

トレーサビリティー管理の具体的方法を模索

 全国ビルトH工業会の正会員、ビルトH協議会(会長=土屋敏彦・浜松アイ・テック社長)は先月22日、福岡県糟屋郡のトキワスチール(岡哲朗社長)で、今年度通常総会と同社工場見学会、品質証明ガイドラインおよびトレーサビリティー管理に関する研修会を続けて開いた。当日は、会員13名、オブザーバーとしてJFEスチール九州支社の田代敬治副部長が出席した。

全構協事業へ意見など提起

全構協・近畿支部会

米森会長、齊藤専務理事らと懇談も

 全国鉄構工業協会の近畿支部(支部長=緒方義則・緒方鉄工所社長)は6月26日、神戸・三宮のテッケンビルで新陣容後最初の定例支部会を開催。当日は全構協から米森昭夫会長、齊藤眞新専務理事も列席し、全構協事業への要望や提案等で意見を交わした。
(写真=米森会長らに全構協事業へ提起も)

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