鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年8月20日号 NO.1575

●H形鋼メーカー/物件向け販価是正に本腰
●今年度設備投資は12%の大幅増/政策銀行6月調査
●公立学校施設調査/耐震化率4.5P増の84.8%
●大手ファブトップ⑤/駒井ハルテック・田中進社長
●特集企画/日本溶接構造専門学校
●全鉄評/11年度後期適合工場・計278工場
●JSCA/東日本大震災貢献で国交省大臣から感謝状
●中部版
●四国版
●阪和興業名古屋安全協議会/前期労災事故ゼロを報告
●近畿鉄構交流会/市況健全化策テーマに意見交換

「復興と希望」の願いを込め

カガヤ(岩手)

山田町で5日にホテルをオープン

 東日本大震災からの復興へ向け、岩手県のHグレードファブ、カガヤ(加賀谷輝雄社長)が津波の被害が大きかった同県山田町でビジネスホテルを落成、オープンさせた。
(写真左=オープニング・セレモニーでの餅まき、写真右=50台以上の駐車スペースがある山田町に落成したビジネスホテル)

H形鋼メーカー、物件販価是正に本腰

市中価格も底打ち局面入り

 高炉や電炉のH形鋼メーカー各社は、長らく不採算に陥ったままの価格水準からの脱却を図り、物件向け販価の是正に向けた動きを加速させている。一部はすでに数量優先による安値折り合いの販売スタンスを改め、流通からの引き合いに対して〝収益確保重視〟〝安値物件回避〟の姿勢を強く打ち出してきている。当面、国内建築需要が回復傾向をたどるとの見通しが背景にあり、物件販価の是正が進めば店売り価格も上伸に転じる可能性が高いことから、「鋼材市況は底打ちの局面を迎えつつある」と見る向きも少なくない。

日構専特集 座談会

ファブ子弟の在校生が語る

日構専での学生生活

 日本溶接構造専門学校は開校以来、溶接および非破壊検査技術の習得を目指す学生を全国各地から迎え入れ、前年度までの卒業生数は900名以上を数える。その多くは鉄骨ファブリケーターの子弟であり、以前よりも比率が減ったとはいえ、現在でも在学生のほぼ半数をファブ子弟が占める状況にある。今回の特集では、今年4月に入学したファブ子弟の6名に、入学の動機や授業の印象、学校生活等について語ってもらった。

全鉄評 11年度後期適合工場

S1工場、H33工場、M130工場、R98工場、J16工場の計278工場

 全国鉄骨評価機構は、2011年度後期性能評価適合工場を公表した。適合工場数は計278工場で、グレード別内訳は、S1工場、H33工場、M130工場、R98工場、J16工場となっている。

追加工事に対する認識向上を要望

「近畿鉄構交流会」を開催

市況健全化策テーマに意見交換

 全構協近畿支部(支部長=緒方義則・緒方鉄工所社長)と同支部経営近代化委員会(委員長=籠谷昇・籠谷鉄工所社長)は3日、大阪・福島駅前のホテル阪神で、鉄骨営業を展開する商社との懇談会「近畿鉄構交流会」を開き、追加・変更工事費用の適正な徴収・支払いなど、鉄骨製作にかかわる約束事を確認した。
(写真=鉄骨発受注の約束事などを確認)

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