鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年11月26日号 NO.1589

●宮城県・石巻、気仙沼支部/各社ともフル稼働状況
●国交省9月の確認申請/4カ月ぶりに4万件台に
●H形鋼は4カ月連続6万5千円/物調の11月価格調査
●岡本征雄氏に「旭日双光章」/秋の勲章伝達式
●鉄骨造の学舎/三重・紀宝町成川小学校で建方進む
●鋼構造協会/鋼構造シンポジウムに380名参集
●「第30回福井県鉄工まつり」/リベット工法など展示
●特集/露出型固定柱脚工法
●東北版
●関東版
●新潟鉄骨工組・新潟支部/「女性部会」22社で始動

組合初の工場見学会を開催

群馬県鉄構業協同組合

Hグレードの鐵建を見学

 群馬県鉄構業協同組合(理事長=佐藤良男・佐藤工業社長)は16日、組合員約30名を集めて「工場見学交流会」を実施、藤岡市のHグレードファブ、鐵建(小山慎一社長)の工場を見学した。
 工場見学は、組合構成員の工場環境や品質・工程管理などを学ぶことで、相互の技術や管理体制等を向上、併せて情報交換や交流促進を目的に開催されたもの。同組合としては今回が初の実施となる。
(写真=組合員30名が参加)

各社ともフル稼働状況続く

〝震災単価〟への対応に苦慮

宮城鉄構組合の石巻・気仙沼支部

 宮城県鉄構工業協同組合の石巻・気仙沼支部(支部長=武田信市・武田鉄工所社長)は15日、宮城県大崎市の鳴子観光ホテルで支部会を開催した。支部会員が一堂に会するのは東日本大震災後2回目。会合の現状報告では、各社とも工場稼働率が100%とフル稼働にあるものの、鳶・鍛冶等の業種のほか、建築材料の高騰など〝震災単価〟への対応に苦慮する声が相次いだ。
(写真=今後3年が目安との見解)

経産省「秋の勲章」伝達式

岡本征雄氏(福井)へ「旭日双光章」

親子2代の受章に「最高の幸せ」

 経済産業省による平成24年秋の勲章受章者への伝達式が15日午前10時から、東京・港区芝公園の東京プリンスホテル2階「鳳凰の間」で厳かに執り行われた。旭日双光章を受章した前・福井県建設鉄工協同組合理事長/現・相談役兼特別理事の岡本征雄氏(オカモト鐵工社長、73歳)が洋子夫人、長女の友景明子さんとともに式典に出席した。岡本氏の父親、故・岡本虎雄氏も同じ勲章を受章しており、親子2代の受章に岡本氏は「最高の幸せ」と話した。
(写真=授賞式での岡本夫妻)

鉄骨造の小学校学舎建方進む

紀宝町成川小学校(三重)

鉄骨は横田工作所(和歌山県Mグレード)

 三重県の最南端、熊野川を隔てて和歌山県新宮市と隣接する南牟婁郡紀宝町で、鉄骨造の小学校学舎が建設されている。
 現場は町立成川小学校。現校舎の老朽化と耐震補強工事未実施により建て替え工事が検討された結果、鉄骨造を全面的に採用することが昨年の県議会で決定され、今年秋から構造部の建方が開始された。
(写真=熊野川対岸は和歌山県新宮市)

「女性部会」が22社で始動

17日の設立会で役員を選出

新潟県鉄骨工組・新潟支部

 新潟県鉄骨工業組合新潟支部(支部長=渡邊孝夫・渡辺鉄工専務)は、女性ならではの視点からの意見をくみ上げるために、「女性部会」を22社で立ち上げた。17日、新潟市のホテルオークラ新潟で設立会を開き、部会員10名と支部役員が出席し、設立趣旨や運営方法を話し合うとともに、部会の部長には冨岡フジ子さん(富岡鉄工所)、副部長に北村智子さん(高喜鉄工)と竹内真由美さん(淵田工業所)を選出した。
(写真=設立会に参加した女性部会メンバーと支部役員)

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