鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年4月8日号 NO.1608

●13年度公共工事設計労務単価/全国平均で15%上昇
●2月の鉄骨需要は約39万トン/国交省建築着工統計
●復興庁・根本大臣が職員訓示/司令塔としての知恵を
●金箱・JSCA会長/構造体の耐震安全性確保を強調
●鉄構ファブ入社式/技術継承で若手育成が急務
●特集・現場溶接/座談会「若手育成と技術伝承」
●四国版
●九州版
●新社長/巧鉄構(千葉県)・岩崎聡成氏
●日本鉄骨評価センター/真和ビルドなど16工場適合
●めっき業界最近の動向展望/4月から値上げ色鮮明

小田鉄工(兵庫)を見学

鉄骨2次部材加工グループ

幅広い情報交換で課題探る

 胴ブチ・モヤなど鉄骨2次部材外販加工メーカーで組織する広域団体、TNBグループ(会長=渡辺進・メタルプロダクツ社長=山形県)は3月29、30の両日、兵庫県の小田鉄工(加西市鴨谷町655-1、小田岳人社長)の工場見学を行い、生産体制の合理化や技術研鑽を目的とした意見交換を行ったほか、各社の状況報告や景況について情報交換した。
(写真左=小田鉄工の工場レイアウトや加工設備を見学、写真右=事実上の課題や全国の仕事量などで率直に意見交換)

13年度公共工事設計労務単価

全国単純平均で前年度比15.1%上昇

鉄骨工は16.4%上昇の1万7183円

 農林水産省および国土交通省は、13年度公共工事設計労務単価を発表した。それによると、13年度の公共工事設計労務単価の全51職種全国単純平均値が前年度比15.1%増の1万5175円と大幅な上昇となった。なかでも被災3県(岩手・宮城・福島)では、同21.0%増の1万6503円となっている。

秋田と盛岡でSFユーザー会

ドッドウエルとデータロジック

 ドッドウエル ビー・エム・エス盛岡営業所(小林幸夫所長)は3月27日と28日にそれぞれ秋田と盛岡で、次世代鉄骨専用CAD「SF/REAL 4」説明会とSFユーザー会を開催した。
 27日は秋田市中通の「にぎわい交流館AU研修室」でユーザー12社・15名が、また、翌日の28日には岩手市盛岡駅西通の「いわて県民情報交流センター」で8社・13名が参加した。
(写真=12社・15名が参加した秋田会場)

8月の取得へ活動開始

「エコアクション21」の認証

三和工業所(千葉)

 千葉県のMグレードファブ、三和工業所(松戸市、山下多美子社長)は環境経営システムへの取り組みとして「エコアクション21認証・登録制度」の認証を目指し、3月から活動をスタートさせた。

「法定福利費の見積書」作成で激論

東北鉄構工業連合会

「工場加工費も対象に」と異論も

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は2日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡本館で4月期定例役員会を開催した。全国鐵構工業協会が進める法定福利費(会社が負担する法律で定められた福利厚生に関する保険料)の統一見積書作成の件では、現場工事費に加え工場加工費も対象にするかどうかで激しい議論が展開された。
(写真=議案を採決しながら進行)

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