鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年9月2日号 NO.1629

●鉄塔需要/今年度は4万トン割れ懸念の低水準
●神奈川高校教科研究会/日溶セで溶接技能講習など
●三井住友銀大阪改修工事/JVから創建構造企画受注
●大手ファブトップ⑦/駒井ハルテック・田中進社長
●ものづくり親子体験教室/奈良県鉄構組合が参加
●人と話題/コンドーテック・近藤勝彦社長
●鉄構ファブの改善事例⑨/福井県・福岡
●関東版
●中部版
●番貞鋼材(群馬)/加工販売サービス強化で設備導入
●全構協・九州支部会/消費税転嫁などを協議

鉄塔需要 近年にない低水準に

今年度 4万トン割れを懸念

〝追い打ち〟かける震災影響

 わが国の鉄塔需要は、国内産業界の電力消費の伸び悩みと電力会社の設備投資抑制から年々、減少傾向を続けているが、今年度需要は4万トン割れが懸念されており、近年にない低水準の需要環境になるものと予想されている。また、東日本大震災を契機とした政府のエネルギー政策が固まっておらず、これに追い打ちをかけているのが実態だ。

神奈川高校教科研究会機械専門部

日溶セで溶接技能講習と非破壊セミナー

学生、教員ら29名が参加

 神奈川県高等学校教科研究会・工業部会機械専門部と日本溶接技術センターは8月19~22日、川崎市の溶接技術センターで夏季研修会「アーク溶接技能講習」と「非破壊検査セミナー」を開催した。県内工業高校の教員および学生の技能向上を目指した研修会で、「溶接」は、例年秋に開催される神奈川県高校生溶接コンクール神奈川大会の事前指導を兼ねて10年から4年連続4回目、「非破壊」は昨年に続き2回目の開催となった。7校から教員9名、生徒20名の計29名が参加・受講した。
(写真=溶接講習の試験体で非破壊検査の実技講習)

三井住友銀行大阪本店改修工事

大林・鴻池・淺沼JVより受注

創建構造企画(兵庫)

 大阪市中央区の三井住友銀行大阪本店ビル改修工事を、このほど創建構造企画(兵庫県西宮市、越前孝司社長)が大林・鴻池・淺沼JVより受注した。設計監理は日建設計。
 改修工事の概要は、外装改修工事500トン、耐震補強工事225トン、屋上ジブクレーン架台120トンの計845トン。
(写真=工事中の三井住友銀行大阪本店ビル)

加工販売サービスを強化

レーザー加工機・コラム開先機を導入

番貞鋼材(群馬)

 群馬県の鋼材特約店、番貞鋼材(前橋市、番場義男社長)は、鋼材販売とともに各種加工販売などを展開しているが、このほど大型コラムの短材両面開先加工を可能とする特殊治具を導入したほか、レーザー加工機とミニコラム開先加工機を導入し、既存顧客へのさらなるサービスの向上と、新規開拓に力を入れている。
(写真左=コラム短材を両面開先加工、写真右=2台体制のレーザー加工機)

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