鋼構造ジャーナル記事詳細

2018年3月26日号 NO.1867

●「入熱・パス間温度」で講習会/原産業(東京)
●会員間の情報交換を強化/関東Hグレード協議会が総会
●H形鋼は8万3千円/3月物価調査会価格調査
●社会保険加入割合が上昇/国土交通省が労務費調査
●「南海トラフ地震に備える減災」シンポ/地震工学会
●NDコア・ユーザールポ/戸敷興業(宮崎)
●連載・鉄骨技術フォーラム㉑/高力ボルトの支圧接合
●特集/ビルトH
●近畿版
●中国版
●全品種据え置き2カ月連続/東京製鉄4月契約

原産業(東京)

「入熱・パス間温度」で講習会

若手社員が基本理論を学ぶ

 現場溶接専門業者の大手として知られる原産業(本社・東京都葛飾区、原博之社長)は18日、千葉県印西市の東関東支店で青野弘毅氏(東構塾塾長補佐、元那須ストラクチャー工業)を講師に招き、「入熱・パス間温度施工と管理」をテーマに講習会を開いた。若手社員が入熱・パス間温度施工・管理の基本理論を学び、その実技を通じて個人の技術研さんと業務での活用を図ることを狙いとしている。講習会には同社のほか、同業他社の社員ら約30名が受講した。
(写真=若手社員中心に約30名受講(上)、野澤講師が実技(下))
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国交省

労務費調査に基づく社保加入状況

労働者別社会保険加入割合が上昇

 国土交通省は、17年10月に実施した公共事業労務費調査に基づく、社会保険加入状況の集計結果を公表した。それによると、雇用・健康・厚生年金3保険の全国平均加入率は、企業別が対前年度比1・0%増の97%、労働者別・3保険加入割合が同9・0%増の85%。雇用保険では企業別が横ばいの98%、労働者別が同7・0%増の91%、健康保険では企業別が同1・0%増の98%、労働者別が同9・0%増の89%、厚生年金では企業別が横ばいの97%、労働者別が8・0%増の86%となった。

「第63回構造力学コロキウム」

長周期地震動対策などを紹介

建築学会近畿支部・構造力学部会

 日本建築学会の近畿支部・構造力学部会(主査=辻聖晃・京都大学大学院工学研究科准教授)は17日、大阪市北区の立命館大学大阪梅田キャンパスで「第63回構造力学コロキウム」を開催。長周期地震動対策と機械学習に関する研究発表とそれに基づく討議を行った。
 コロキウムは2部構成で進行し、1部では「超高層建物・免制震建物の長周期震動対策」をテーマに最新の超高層建物および免制震建物の長周期地震動対策の動向、2部では「機械学習と構造力学」をテーマにビッグデータの利活用や機械学習に基づく人工知能の開発が進むなかで構造力学に関連した諸問題への適用事例や最新の研究課題を紹介した。辻主査は「最新のホットな話題についての研究発表を基に討議していただきたい」と述べた。
(写真=「第63回構造力学コロキウム」を開催。「長周期震動対策」と「機械学習と構造力学」をテーマに最新の研究課題を紹介した)
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鉄骨外観検査教育委員会

「外観検査技術講習会」開く

新規・更新あわせ約70名が受講

 鉄骨外観検査教育委員会(構成団体=AW検定協議会、日本溶接技術センター、日本非破壊検査協会、日本溶接協会、日本エンドタブ協会、AWA認証機構)は17日、神奈川県川崎市の日本溶接技術センターで「建築鉄骨外観検査技術講習会」を開催、新規と更新合わせて70名余りが受講した。
 同講習会は、1996年から毎年行われているもので、溶接部をはじめとする建築鉄骨の外観検査の要点、告示1464号の施行に伴う「突合せ継手の食い違い及びアンダーカットの検査方法」および「突合せ継手の食い違い・仕口のずれの検査方法」などを指導し、新規受講の合格者には資格証明書が発行される。
(写真=講習終了後には修了考査)
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