鋼構造ジャーナル記事詳細

2019年1月28日号 NO.1911

●「基本理念・行動指針」と認定保持状況確認を承認/全構協
●H形鋼は横ばいの8万7000円/1月物価調査会価格調査
●ベトナム語でガス、アーク安全講習/溶接技術センター
●BIMの活用事例の勉強会/大阪竹和会鉄骨部会
●新鉄構企業訪問/若松興業(大阪)
●第4期生が国内ファブに従事へ/COSEVCO-IMEX
●鉄骨の重量表自動作成機能リリースへ/ファーストクルー
●溶接量削減と工期短縮に貢献/「ハイスキップ構法」
●18年度前期適合工場を発表/全鉄評
●中径角形鋼管製造体制を構築/アイ・テック

日本溶接技術センター

ベトナム語でガス、アーク安全講習

技能実習生対象に初開催

 日本溶接技術センターは15〜18の4日間、神奈川県川崎市の同センター内で、ベトナム人技能実習生を対象とした、同国語での『アーク特別教育講習(労働安全衛生法59条)』と『ガス溶接技能講習(労働安全衛生法61条)』を初開催した。県内建設業者などから5人のベトナム人実習生が参加・受講し、ガス溶接の試験では全員が合格した。
(写真=学科講習のもよう)
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COSEVCO―IMEX(ベトナム)

第4期生が国内ファブに従事へ

溶接技量確認のUT検査に合格

 技能実習生・労働者派遣を主業務とするベトナムのCOSEVCO―IMEX(本社・ダナン)の「溶接講座」で溶接訓練を受けた15人に対する溶接技量確認の超音波探傷検査がこのほど行われ、全員が合格となった。すでに生徒は実習生制度で日本国内のファブの受け入れ先が決定しており、早ければ2月から国内ファブで溶接作業など実務に従事する予定だ。今回が第4期生となる。
(写真=COSEVCO-IMEX「溶接講座」 第4期生とスタッフ)
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溶接量削減と工期短縮に貢献

小梁ガセットプレートの溶接を断続隅肉で

「ハイスキップ構法」

 鉄骨製作の省力化と工期短縮が求められるなか、山本茂己氏(九州住宅保証取締役構造判定部長)が鉄骨造に関わる中で発案、研究・開発した「小梁接合ガセットプレートの断続隅肉溶接接合工法(通称・ハイスキップ構法)」が現在、着実に実績を重ねている。
 同構法は小梁のガセットプレートを大梁に接合する隅肉溶接を断続形状とすることで、強度と剛性を保ちながら溶接量を削減し、同時に溶接熱によるひずみと変形を防止するもの。小梁と二次小梁の接合についても同様に使用可能だ。
(写真=スチフナーの断続隅肉溶接(上)、ガセットプレートの断続隅肉溶接(下))
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中径角形鋼管製造体制を構築

月産1000㌧で生産を開始

アイ・テック

 アイ・テック(静岡県静岡市清水区、大畑大輔社長)はこのほど、東京支店・工場(千葉県富津市新富、円谷哲支店長)で中径角の一般構造用角形鋼管の製造体制を構築。すでに昨年7月から稼働している鉛・クロムフリー防錆塗料(JIS K5674)を使用した自動塗装ラインと一体化して生産された角形鋼管の出荷を15日から開始した。
 製造を開始した角形鋼管は、最新の設備により表面が美しく製品精度に優れたもの。生産サイズは、50/60/75/100㍉角、板厚1・6/2・3/3・2㍉(100角のみ2・3と3・2㍉)、長さ6〜12㍍の1㍍ピッチ(特注で40㍍から50㍉ピッチで切断可能)を取りそろえている。
(写真=設置された角形鋼管造管ライン)
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