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過去5年間の用途別鉄骨需要

  • 製造業、宿泊業が大きな伸び
    世界情勢による景気後退を懸念

 国土交通省の建築着工統計から換算した18年度の鉄骨推定需要量は、約508万㌧(前年度比2・5%減)となった。本紙では直近5年間の用途別需要をとりまとめた。

 全体的には製造業用、宿泊業・飲食サービス業用が上伸を示しているのに対し、卸売業・小売業用、医療・福祉用などが減少傾向にある。

 好調な世界経済を受けて自動車や建産機、半導体など輸出関連企業の業績が回復、また、インバウンド(訪日外国人)による宿泊施設の需要拡大が顕著となっている一方、国内消費の伸び悩みから卸売業・小売業用などが振るわず、需要縮小を示しているといえる。また、医療・福祉用も年々減少傾向にあり、社会的に高齢化時代を迎えるなかで不安要因が残る点でもある。
(写真=首都圏や地方都市で計画中の大型再開発も将来的に集客機能の高まりで、先行きに大きな落ち込みは想定されていない(写真は本文とは関係ありません))
20190520-00

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