鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年8月17日号 NO.1992

●10地区中8地区で需要減/20暦年上半期県別鉄骨需要
●S造は16都道府県で増加/6月の都道府県別着工統計
●コアピープル/新井公雄・埼玉県鉄構業協同組合新理事長
●伊藤學賞に澤井廣之氏/日本橋梁建設協会
●コアピープル/和田英世・富山県鉄構工業協同組合新副理事長
●工場増設で環境を改善/IMシステム工業(宮崎)
●シールド付耐震シェルター/細井鉄司(福井)
●インタビュー/CIW検査業協会・安藤純二副会長
●19年度後期適合工場/全国鉄骨評価機構
●特集/日本溶接構造専門学校

20暦年上半期県別鉄骨需要

10地区中8地区で需要減

出件に二極化傾向みられる

 国土交通省の建築着工統計から算定した20暦年上半期の県別鉄骨需要量は204万8251㌧(前年比11・9%減)で、10地区中、北海道、北陸を除く8地区で前年割れとなった。全体的には前年比22・5%減となった甲信越地区のほか、東京、埼玉、神奈川など首都圏の減少が目立つ。景気後退の長期化に加え、新型コロナ禍の影響もあり、こうした需要の鈍化が数字として表れてきたかたちだ。足元、首都圏や地方の主要都市での再開発案件、物流倉庫関連等の相次ぐ出件により堅調な伸びを示す大型物件と比較し、中小規模案件や地方物件の見通しが不透明なことから〝二極化〞の拡大など業界全体に警戒感が広がっている。

橋建協

伊藤學賞に澤井廣之氏

技術功労賞は深谷茂広氏と綿引透氏

 日本橋梁建設協会(会長=満岡次郎・IHI会長)はこのほど、わが国の鋼橋技術の進歩と発展に貢献・寄与した人物に贈る﹁伊藤學賞および技術功労賞﹂の受賞者を決定した。
 伊藤學賞は澤井廣之氏、技術功労賞は深谷茂広氏(長大海外事業本部海外技術部技師長)と、綿引透氏(JFEエンジニアリング常務執行役員・社会インフラ本部海外事業部長)が受賞した。

コロナ対応で下期事業計画を一部調整

東北鉄構工業連合会

8月期役員会を開催

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は6日、岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で第3回(令和2年8月期)役員会を開催した。コロナ禍に対応した下期事業計画について協議するとともに、渡辺勝・全国鐵構工業協会東北支部長らが全構協の活動報告を行った。新理事として、長谷川睦・長谷川鉄工社長(青森県)、武田信哉・武田鉄工所社長(宮城県)、舩山一史・船山工業社長(福島県)が紹介された。
 村山会長はあいさつで「コロナ禍が設備投資に影響する中、われわれが自分たちの身をどう守っていくかが大きなテーマになるだろう。全国的な課題だが、まずは東北を固めていくことを考え、議論いただければ」と述べた。
(写真=村山会長(上)、渡辺支部長(下))


日構専生徒招き、工場見学会

鉄骨製作現場を体験学習

神奈川鉄構業協組

 神奈川県鉄構業協同組合(理事長=石井二三夫・石井鉄工所社長)は7月28日、組合員のMグレードファブ、岸本建設工業(神奈川県平塚市)に日本溶接構造専門学校(日構専)の鉄骨生産工学科2年生を招き、工場見学会を実施した。生徒らはファブや関連業種の子弟ということもあり、工場見学を通じて鉄骨製作にかかわる基本的な仕事の流れを体験してもらう狙いがある。
(写真=工場前で記念撮影)

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら