鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年6月14日号 NO.2035

●ばく露測定を共済事業化/大阪府鉄構組合
●新支部長に塩谷秀和氏/全国ビルトH工業会・西日本支部
●S造は21都府県で増加/4月都道府県別着工統計
●令和3年度通常総会を開催/東北鉄構工業連合会
●「有害物ばく露防止対策補助金」7月から公募開始/厚労省
●『未来つくりPJ』報告会/駒井ハルテック
●溶接ヒューム測定を実施/北川建設(福井)
●特集/アイ・イー・シー(東京)創立30周年
●建築用構造部材の一部を値上げ/センクシア
●「青年部」として事業開始/鳥取県鉄構工業会・次世代の会

溶接ヒュームへの組合対応

ばく露測定を共済事業化

大阪府鉄構組合がスタート

 溶接ヒューム中のマンガン濃度を測るばく露測定を大阪府鉄構建設業協同組合(理事長=佐野勝也・タニシン専務)が共済事業化する。ばく露測定の共済事業化に関しては全国各鉄構組合で取り沙汰されているが、具体的にスタートしている組合はまだほとんどない。今後、溶接ヒューム法改正への組合としての対応が共済事業化に限らず、さまざまな形で進むとみられる。
(写真=ばく露測定の共済事業化を決議)

東北鉄構工業連合会

総会開催、今年度事業などを決定

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・ムラヤマ社長)は2日、宮城県仙台市のホテルJALシティ仙台で、令和3年度通常総会を開催した。前年度事業報告・決算、今年度事業計画・予算案などが上程され、原案どおり可決された。
 総会では、鋼材価格の上昇やコロナ対策、溶接ヒューム規制への対応など厳しい環境にある中、「東北はひとつ」の合言葉の下、受注価格の維持と適正な加工費の確保を目指す方針を打ち出した。
(写真=村山会長)

現場溶接ロボットを開発

大和ハウス工業ほか

施工現場に導入へ

 大和ハウス工業、フジタ、有力現場溶接企業でMグレードファブの十一屋工業(愛知県名古屋市、佐々木一道社長)はこのほど、角形鋼管柱の施工現場用溶接ロボットシステム「SWANⓇ」を開発した。角形鋼管柱継手の溶接作業効率化と現場溶接作業者の負担軽減が狙い。今後、本格的な実用化に向け、大和ハウスグループの施工現場で導入を進めていく。
(写真=「SWAN」による施工状況)

「青年部」として事業を開始

鳥取県鉄構工業会・次世代の会

通常総会を開催

 鳥取県鉄構工業会の次世代の会(会長=高橋健二・高橋専務、会員数11人)は5月28日、倉吉市のセントパレス倉吉で定例会を開き、今年度から青年部として事業を開始することを決めた。会長に倭島考史氏(和島鉄工所専務)、副会長には西原泰仁氏(大照建工専務)が就任した。
 当日は通常総会を開催し、①会員同士の情報交換や交流会で親睦を深め業界の発展に寄与する②若者らしく何事にも挑戦し『地域発展』に努める――の2項目を方針とする事業計画案を審議・可決した。
(写真=倭島会長)

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら