鉄構技術記事詳細

2022年3月号 VOL.35 NO.406

・[特集1] 鉄のCollaboration/構造-FABの現場力
・[特集2] 再開発プロジェクト二〇二二 参
・[gallery] MARUWA R&D Center
・[論文] 高強度ロールコラムJBCR®385とエネルギー法の活用
・[鉄のデザイン] MARUWA R&D Center
・[Topics] 構造デザインフォーラム2021(第26回)
・[BRAND NEW PRODUCTS] トプコン 誰でも一人で簡単に使える「ワンマン位置出しシステム

・鉄のCollaboration、再開発プロジェクトに注目

 メーン特集は「鉄のCollaboration/構造-FABの現場力」。多様な建築デザインをどのように建築として実現するか。構造設計者がディテール決定プロセスでパートナーとなるFABと「Collaboration」した建物のケーススタディー(12例)に注目。「再開発プロジェクト二〇二二 参」は、全国の計39件を紹介。1月号から3月号で計123プロジェクトとなり、推定鉄骨需要量は計約260万tに及ぶ。鉄のデザイン第19回は、特徴的な造形を実現するためにBIM・モックアップによる諸検証を実施した「MARUWA R&D Center」を紹介する。

・特集1:鉄のCollaboration/構造-FABの現場力

 好評を得た昨年11月号に続く企画第2弾で、ものづくり特集として実施。テーマは「構造-FABの現場力」。鉄骨需要の回復が期待される中、中低層の建築にスポットを当てた。デザインや形状など意匠性の高い鉄骨造建築を実現するには、構造を左右する鉄骨製作の可否が影響を持ち、優れた建築デザインも鉄骨を製作できなければ実現しない。特集では、構造設計者とFABと「Collaboration」した建物のケーススタディーを計12例紹介。建築実現プロセスで構造設計者、FABの役割が見えてくる。FAB執筆によるものづくり力にも注目。

・特集2:再開発プロジェクト二〇二二 参

 プロジェクト特集は「再開発プロジェクト2022 参」。2月号から掲載を始めた設計会社、ゼネコンから提供いただいたプロジェクトを中心に39件(推定鉄骨需要量計約160万t)の大型再開発を紹介する。1月号60件(同約64万t)、2月号24件(同約36万t)を合わせプロジェクト件数は計123件に上る。推定鉄骨需要量は計約260万t。1990年頃のバブル時代を凌ぐ「建築ラッシュ」と言われる超高層建築、再開発プロジェクトの資料となる。延床面積1,000m2以上のビル/商業施設/工場/学校などを紹介する全国の建設プロジェクトにも注目。

特集1:鉄のCollaboration/構造-FABの現場力

扇状の大規模音楽アリーナの設計
 ――森 雄矢(梓設計)/中村 和則(日鉄エンジニアリング)
鋼管を用いたチェックインロビー空間
 ――井戸川 達哉(梓設計)
天井改修におけるコラボレーション
 ――高瀬 淑也(石本建築事務所)
密な打ち合わせで挑む特徴的な形態
 ――山﨑 慎介(久米設計)
鋼板サンドイッチパネルにより構成される屋根と壁
 ――石橋 洋二/古澤 克仁(三菱地所設計)
ものづくりで最も大切なもの「信頼」
 ――安藤 耕作(ANDO Imagineering Group/AIG)
レジプロカルに組み上げた不完全なヴォールト屋根
 ――濱野 友徳(KAP)/喜多村 淳(太陽工業)
2方向耐震要素立体トラス
 ――徐 光/千葉 陽一(ジェーエスディー)
暴風雪から守るダブルスキンのファサード
 ――山内 哲理(ティ・アンド・エイ アソシエイツ)
樹状架構による明るく開放的な大庇
 ――辰己 佳裕/原 裕之郎(清水建設)
設計・施工・鉄骨ファブの協働
 ――名智 竜哉(戸田建設)
工夫を凝らした中階段の構造設計
 ――星野 修一(星野建築構造設計事務所)
効率化工・構法/鉄骨加工機械/溶接機器/BIM /CAD/CAM
 ――センクシア/大東精機/黒沢建設/神戸製鋼所/ダイヘン/アクシス/テクリード

特集2:再開発プロジェクト二〇二二 参

再開発プロジェクト二〇二二 参
全国の建設プロジェクト
全国の建設プロジェクトの見方

・[gallery] MARUWA R&D Center

高強度ロールコラムJBCR®385とエネルギー法の活用
 ――金城 陽介(JFEスチール)

●鉄のデザイン 連載 第19回

・MARUWA R&D Center
 ――特徴的な造形の実現 BIM・モックアップによる諸検証
 ―――笛木 進/齋藤 正俊/西川 峰一(戸田建設)/石原 京典(K設計)
・構造デザインフォーラム2021(第26回)
 ――『建築と構造が融合したデザイン』を再考する-
 ―――山我 信秀(NTTファシリティーズ)(日本建築学会 関東支部 専門WG主査)

●BRAND NEW PRODUCTS

・誰でも一人で簡単に使える「ワンマン位置出しシステム」
 ――トプコン

●News

・鹿島建設 遠隔現場管理システムに同時参加できる360°ライブ映像機能追加
・大林組 データを一元化する設計システム「SHAREDTIK」
・大林組など3社 屋内の建設現場でドローン活用した実証実験に成功

●Event

・東京構造設計事務所協会 「2022年 ASDO新年会」を開催
・「震災対策技術展」横浜 実行委員会 第26回「震災対策技術展」横浜で開催

●BIM News

・福井コンピュータアーキテクト 国産BIM建築設計・施工支援システム「GLOOBE」最新版
・オートデスク・ゼネコン大手5社 「Autoesk Revit」構造用ファミリを公開

●Strutec Data

・2021年11月の都道府県別建築着工面積/2021年12月の建築着工面積
・2021年(暦年)の着工面積と鉄骨需要量

●Regular

・A∩C:建築とコンピューター
 ――〈第45回〉 建設業界からも注目を集めるメタバース
 ―――樋口 一希
・建設関連産業の未来のための技術評論
 ――第140回 人口減少と外国人
 ―――藤盛 紀明
・真構造道場
 ――第79回 「観音菩薩」の巻
 ―――高橋 治
・リレーエッセイ 建築と私 305
 ――「百聞は一見に如かず」
 ―――石川 高穂

・人HUMAN 荒木 美香さん(荒木美香構造設計事務所 代表/関西学院大学 准教授)


●表紙
MARUWA R&D Center

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