大型物件堅調、中小物件低調
- 2023年西日本需要動向
『協力体制構築』が今年の鍵
2023年における全国の鉄骨需要動向は、22年度上半期の国土交通省・建築着工統計から推測すると通期で前年並みとみられる。そのような中、大型物件は今年度上半期のデータで「過去5年間で最大」となり、今年はこれが具体化することから昨年以上の需要量が見込まれる。一方、中小物件は全体の需要量が昨年とほぼ同水準の中、大型物件が増加は中小物件の減少を示唆している。
業界全体で「持つファブ」から「持たないファブ」への円滑な物件の流れをつくれるか、『協力体制の構築』がこの1年の鍵となろう。
(写真=「うめきたⅡ期」現場)