鋼構造ジャーナル記事詳細

2008年10月20日号 NO.1375

●東北鉄構連が仙台で会合/各県が深刻な景況感を報告
●国交省の単品スライド条項/鋼橋上部など請求提出
●橋建協が鉄連に要望/「10万トン以上新規鋼材供給を」
●S造は41都道府県で前年比増/8月の建築着工面積
●溶接協会CIW認定式/旧基準104社、新基準47社
●日本鉄筋継手協会/臨時総会で協会規則を一部改正
●鉄塔技術の歴史を語る講演会/日本鉄塔協会が開催
●甲信越版
●中国版
●日鉄住金建材/ハイパーデッキの販売好調
●ニチワ/高所作業での安全性高めたシャーレンチ開発

社内工作基準の見直し講習会

埼玉県鉄構組合・RJ部会

関連図書改定の要点を再確認

 埼玉県鉄構業協同組合RJ部会(部長=渡辺修・渡辺建鉄工業専務)による「社内工作基準の見直し講習会」が9日、川越市久下戸の鉄構会館で開催された。近年改定のあったJASS6や「鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準・同解説」の内容を小規模ファブの目線で改めて確認するとともに、性能評価工場審査の最新動向に対する認識も深め、各社の工作基準の充実に結び付けるのが狙い。今後グレード取得を目指す未認定組合員3社を含む13社・16名が参加した。
(写真=未認定3社を含む13社が参加した講習会)
 

東北鉄構連

各県が深刻な景況感を報告

全国大会はタイムリーなテーマで

 東北鉄構工業連合会(会長=安藤祐一・安藤鉄工建設社長)は9日、仙台市のホテルサンルート仙台で定例役員会を開催した。全構協支部長連絡会議の審議内容、同各事業委員会、東北鉄連積算業務委員会の活動状況について報告があったほか、08年度共済推進会議の収支などで協議、各県の景況と全構協の全国大会開催に関しても討議した。
(写真=厳しい状況報告が続いた)
 

国土交通省の単品スライド条項

鋼橋上部など請求工事で提出

注目される大手メーカーの対応

 国土交通省の工事請負契約書第25条第5項(単品スライド条項)発動後の経過とともに適用事例に大きな関心が集まっているが、本紙調査では、協議対象の鋼材類において鋼橋上部工などが請求工事として提出されていることが判明した。今後、大手橋梁メーカー各社の対応、スライド額の決定などが焦点となるものとみられる。
 

10万トン以上の新規鋼材供給を

深刻な橋梁用鋼材の入手難

橋梁建設協会が鉄連に要望

 日本橋梁建設協会(川田忠樹会長)は8日、日本鉄鋼連盟(宗岡正二会長)に対し、橋梁用鋼材の安定供給で要望した。要望内容は(1)会員各社の既受注工事の鋼材供給について未確約分の早急な確約(2)下期鋼橋発注工事について少なくとも10万トン以上の新規鋼材供給――の2点。

山大興業(大阪)

レーザー切断機など新設備を披露

取引先関係者500名が参集

 山大興業(堺市築港新町1-5-9、大西昌彦社長)は、かねてより進めていたレーザー切断機などの設備導入がこのほど完了した。これに伴い10日、高炉メーカーや鋼材商社、ファブなど取引先関係者約500名を招待して新設備の披露を兼ねた工場見学会を催し、そのあとリーガロイヤルホテル堺で記念パーティを開催した。
(写真左=自動制御でレーザー加工が可能に、写真右=取引先ら約500名が集まった)
 

▽サービスについてのお問い合わせ・お申し込みは、お電話またはフォームよりお願い致します▽

株式会社
鋼構造出版
ホームページからのお問い合わせはこちら