鋼構造ジャーナル記事詳細

2010年11月8日号 NO.1482

●10年度上半期の鉄骨需要/前年比11%増の215万トン
●群馬、栃木、茨城3県鉄構組合/交流会で意見交換
●9月の鉄骨需要量は約40万トン/国交省建築着工統計
●鉄建協の資材・調達委/新日鉄君津などの工場見学
●秋の叙勲/群馬・佐藤良男副理事長が旭日双光章
●鉄骨景況天気図/全国各地の動向
●日本溶接協会/関西エックス線の不正検査で見解表明 ●中部版
●中国版
●インタビュー・テクラ/アリ・コッホネン氏に聞く
●関東H協と関東鉄構建材商社会/群馬で合同協議会

全国的に赤字物件回避の動き

物件規模に準じて受注格差拡大

「適正価格での受注」が焦点に

 国土交通省の着工統計をベースとした10年度上半期(4~9月)の推定鉄骨需要量は約215万トン(前年度同期比11.1%増)となり、前年度同期実績(約194万トン)の200万トン割れをかろうじて回避した。

10年度上半期の鉄骨需要量

前年同期比11%増の215万トン

S造210万トン、SRC造は17%減

 国土交通省の建築着工統計をベースとした10年度上半期(4~9月)の推定鉄骨需要量は約215万トンとなり、記録的な低水準となった昨年度同期実績(約194万トン)比で11.1%増加した。

「耐震補強」などで活発な意見交換

「性能評価基準の改正(案)」で講演会

群馬・栃木・茨城の3県鉄構組合交流会

 群馬県鉄構業協同組合(理事長=冬木金雄・冬木工業副会長)と栃木県鉄骨業協同組合(理事長=柏渕武雄・協栄産業会長)、茨城県鉄構工業協同組合(理事長=奥津典一・オーバルテック会長)の北関東3県鉄構組合は10月28日、群馬県高崎市内のホテルで組合員約50名を集め、3県合同交流会・講習会を開いた。
(写真=合同討議で情報交換の重要性を確認)

推定鉄骨需要量は約40万トン

全着工面積、1128万平方メートル

 国土交通省がまとめた9月の建築着工統計調査報告によると、全着工床面積は前年同月比26.5%増(前月比5・4%増)の1127万9000平方メートルと前年比では7カ月連続で増加した。推定される鉄骨需要量は約40万トンの水準(前年同月は約30万トン)。

新日鉄君津、富士鉄鋼センター

ニッテツコラムの工場見学

鉄建協の資材・調達委員会

 鉄骨建設業協会の資材・調達委員会(委員長=大間知要一・川田工業資材部長代理)は10月28日、千葉県君津市の新日本製鉄君津製鉄所、富士鉄鋼センター、そしてニッテツコラムの工場を見学した。同資材見学会は、建築鉄骨の素材や関連製品、鋼材流通に関係する工場で、その製造プロセスや技術などを実際にみて日常の業務に役立てようと、同協会が毎年秋に企画している研修行事。
 当日は協会会員9社から資材・調達担当者約50名が参加した。
(写真左=参加した委員会メンバー、写真右=工場概要などの説明を受ける)

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