鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年5月9日号 NO.1508

●前年比7%増の約418万トン/10年度建築鉄骨需要
●3月の鉄骨需要は約36万トン/国交省建築着工統計
●国交省/東日本大震災報告会で建築物被害など発表
●2年連続で9兆円台/日建連法人会員10年度受注
●新社長/イケウチ(兵庫県)・池内建仁氏
●「東日本大震災関連ニュース」
●梶哲商店(東京)/工場集約、需要見合いの加工体制
●北海道版
●東北版
●関西大溶会が総会/「市場にWELBEE旋風を」
●大東精機/コラム専用両面開先加工機の販売開始

宮城鉄構組合が震災後初の役員会

組合員39社中28社が被災

連絡手段として携帯電話を名簿に

 宮城県鉄構工業協同組合(理事長=猪股勝三・ミヤテツ会長)は4月27日、仙台市のホテル白萩で4月期役員会を開催した。東日本大震災の津波によって組合員から多数の被災者を出し、全員での黙とうから始まった。
(写真=被災者への黙とうで始まった役員会(宮城役員会))

前年度比7.1%増の約418万トン

10年度の建築鉄骨需要量

流動局面入りで予断許さない状況

 国土交通省の建築着工統計をベースとした今年3月の鉄骨推定需要量は35.8万トンで推移。この結果、10年度の鉄骨推定需要量は累計で約418万4000トンとなり、前年度実績(390万6000トン)比較で7.1%増の需要水準となった。

推定鉄骨需要量は約36万トン

全着工面積、1千万平方メートル超

 国土交通省の3月の建築着工統計調査報告によると、全着工床面積は前年同月比2.7%減(前月比12.3%増)の1008万7000平方メートルと13カ月ぶりに減少した。全床面積中のS造、SRC造の比率は37.0%と前月比2.5ポイント上昇し、推定される鉄骨需要量は約36万トンの水準(前年同月は約38万トン)と2カ月連続で前年を下回った。

石原氏が福島・宮城・岩手青年部に義援金

全青会 吉岡会長も同行

 開口補強金具「フリードーナツ工法」を開発したイシハラ(本社・栃木県)の石原正己社長は、全国鉄構工業協会青年部会(略称・全青会)の吉岡晋吾会長(吉岡工業専務)に同行を願い、4月26日から27日にかけて福島県、宮城県、岩手県の各青年部会長を訪問。お見舞いを述べるとともに、義援金を各青年部へそれぞれ100万円ずつ手渡した。
(写真左=福島青年部で佐久間会長らと、、写真中=宮城青年部で猪股会長、武田会長らと、写真右=岩手県青年部で菅原会長と)
   

コラム専用両面開先加工機

「Cベベラー・KCW800」

大東精機が販売を開始

 大東精機(本社・兵庫県尼崎市東初島町TEL06・6489・1202)はこのほど、シーム部も均一に開先加工でき、コンパクトな外観のコラム専用の両面型開先加工機「Cベベラー・KCW800」を開発、販売を開始した。
(写真=Cベベラー・KCW800)

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