鋼構造ジャーナル記事詳細

2011年11月14日号 NO.1535

●関東地区建材市況/原料、製品安で基調弱まる
●インタビュー/スタッド協会・三好栄二会長に聞く
●堺市でエンドタブ講習会/協会と大和ハウスの共催
●鉄建協/30周年祝賀会・技術発表会(詳報)
●鉄骨景況天気図/全国各地の動向
●特集/免震・制振構造/長周期地震動の洗礼
●関東版
●北陸版
●新鉄構企業訪問/明智鉄工建設㈱(千葉県)
●天雲産業/ABTのJIS認証を取得
●神戸製鋼・溶接事業部門/「神溶会60周年全国総会」

需要マップは〝まだら模様〟

再び低迷入りの地域も散見

選別受注や安値回避は継続

 夏場以降、耐震補強の相次ぐ発注や震災による中止・延期物件の再稼働などにより、全国的に需要が押し上げられたことに伴い、ファブ各社の工場稼働率は上昇したが、10月を境に随所で沈静化の動きが散見、全国の需要マップはまさに〝まだら模様〟になっているのが実情だ。

関東地区建材市況の動向

原料・製品安で基調弱まる

流通、ファブともに正念場

 関東地区の建材マーケットでは形鋼類を中心に市況上昇への期待が高まっていたが、鉄スクラップ相場の下落とそれに伴う電炉各社の値下げで不発に終わり、再び鋼材流通にとって現行販価を維持できるかどうか難しい局面を迎えている。

11年度上半期の鉄塔需要

前年同期比13.2%減の2万トン

通信鉄塔が一巡、伸び悩み

 11年度上半期の鉄塔需要量は、前年同期比13.2%減の2万798トンとなった。内訳は、電力が1万4517トン(前年同期1万3178トン)、電力以外6281トン(同1万772トン)で、電力需要が前年同期実績を上回ったものの、NTTやドコモなど通信鉄塔等の電力以外が落ち込み、全体として前年実績を下回った。

堺市でエンドタブ施工講習会

最優秀者に尾崎氏(出雲鉄工)

協会と大和ハウス工業の共催

 日本エンドタブ協会と大和ハウス工業が共催して10月29日、大阪府堺市の大和ハウス工業堺工場でエンドタブ施工講習会を開催した。講習会には大和ハウス工業と協力会社などから49名が参加。実習では3名がSAの最高評価を与えられた。そのなかで最優秀賞には島根県のMグレードファブ、出雲鉄工(出雲市長浜町517-1、高橋伸和社長)の尾崎光氏(11月21日付中国版『ひと』紹介予定)が選ばれた。
(写真左=「溶接とエンドタブ」の座学、写真右=尾崎光氏)

「四国4県交流会」を開催

全構協・四国支部

組合員ら参集し現状を確認

 全国鉄構工業協会の四国支部(支部長=越智昇二・越智昇鉄工社長)は10月28日、高知県高知市のドリーマーベイシャトーで四国支部4県交流会を開き各県の状況報告と仕事量調査を通じ、現況の的確な把握と当面の見通し分析を行った。各県から理事役員と一般会員など約60名が参加した。
(写真左=役員と一般組合員の約60名が参加、写真右=あいさつする越智支部長)
 

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