鋼構造ジャーナル記事詳細

2012年10月1日号 NO.1581

●メタルワン建材安全協力会/110名がゼロ災害誓う
●同志社大学/今出川キャンパス新棟整備事業が進む
●大手ファブトップ⑫/三菱重工鉄構EN・東完夫社長
●住金システム建築/短納期で2年連続30%超の伸び
●駒井ハルテック/「新工法・新製品展示会」を開催
●武末鉄工所(福岡)/最適ワイヤで溶接品質を向上
●中部版
●四国版
●桂スチール(岡山)/切断機、開先加工機など増設
●高砂金属工業(大阪)/木津川建材加工のBH集約
●大分鉄構組合・全員協議会/賛助会員募集で活性化

主要ファブは年内の仕事量確保

依然、根強い先行き不透明感

受注単価は〝足踏み状態〟に

 全国的に高水準で推移した鉄構ファブ各社の工場稼働率は、夏場集中施工の学校耐震補強・改修工事の一段落でやや落ち着き始めているものの、主要ファブでは年内の仕事量を確保、引き続き堅調な展開をみせている。選別受注に切り替えるファブも目立ち始めており、その意味では08年9月のリーマン・ショック以降、低迷を続けた鉄骨需要にようやく明るさと余裕が見え始めたことになる。
(写真=都内で建設が進む著名プロジェクト)

110名参集、ゼロ災害誓う

メタルワン建材安全協力会

工事安全は「最優先事項」再確認

 メタルワン建材の協力会社で構成されるメタルワン建材安全協力会(会長=大竹良明・冬木工業社長)は9月21日、東京都千代田区のKKRホテル東京で平成24年度安全大会を開催した。当日は東京、東北、関西の3支部合同で行い、鉄骨ファブリケーターをはじめ、床版・溶接・塗装工事業者、鳶鍛冶業者ら会員企業45社のほか、賛助会員、メタルワン建材担当者を含み、総勢110名が参集した。いかなる厳しい需要・市況環境であっても工事安全は最優先事項であることを再認識し、全員で「安全宣言」を唱和、無事故・無災害を堅く誓った。
(写真=全員で安全宣言を唱和)

「新工法・新製品展示会」

橋梁架け替え工法などPR

駒井ハルテックが開催

 駒井ハルテック(田中進社長)は9月19~21日、兵庫県加西市の兵庫機材工場で「新工法・新製品の展示会」を開催した。全国のゼネコンやコンサルタント、鉄道会社など3日間で延べ約180名を招いて、デモンストレーションを行った。会場では、鉄道橋梁の撤去・架設に用いる新工法「ダブルツインビーム工法」や鉄道用簡易組立式移動足場などが展示された。

工場現場からの報告 武末鉄工所(福岡)

最適ワイヤで溶接品質の向上を

多層盛り溶接で効果発揮

 福岡県のHグレードファブ、武末鉄工所(本社・柳川市大和町塩塚1163、武末幸久社長)は、鉄骨品質の向上や溶接接合部の性能向上・品質安定を目的に使用溶接材料の見直し・変更を行い、成果を上げている。鉄骨溶接の自動化の主力となっているロボット溶接に専用ワイヤ「MG―56R」(YGW18)を採用したほか、MG―50R(YGW11)、フラックス入りワイヤ「MX―Z200MP」などを採用している。
(写真=MG―56Rの採用で自動溶接の品質安定へ)

賛助会員の募集で活性化

第1回全員協議会開く

大分県鉄構工業会

 大分県鉄構工業会(理事長=神崎隆一・神崎鉄工社長)は9月20日、大分市の「大分アリストンホテル」で9月定例理事会と第1回全員協議会を開き、賛助会員の募集強化を決めた。
 9月定例理事会では、組合の会勢拡大および事業活性化の施策として賛助会員の募集強化策について協議、さらなる入会促進に取り組んでいくことを決めた。また、賛助会員企業の商品キャンペーンやPR商品の情報を随時、事務局から組合員に送信することも決めた。
(写真=組合員と賛助会員の連携強化にも取り組む)

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