鋼構造ジャーナル記事詳細

2013年9月30日号 NO.1633

●H形鋼市況の動向/風向き良好、8万円台に照準
●H形鋼2千円続伸の7万4千円/物調9月資材調査
●新社長/北陸スチール、北陸興業・池田英紀氏
●大手ファブ⑫/JFEエンジ石井孝専務鋼構造本部長
●連載/不正検査アンケート集計結果から③
●大分大学が建築技術者養成/歴史的S造教材に
●新社長/南部鉄工(福井県)・南部慶三氏
●特集/鉄骨二次部材加工・企業紹介
●関東版
●近畿版
●メタルワン建材安全協力会/臨時総会と安全大会

H形鋼市況の動向

風向き良好、相次ぐ唱え上げ

赤字脱却へ8万円台に照準

 東西のH形鋼市況は上昇ムードが高まっており、実勢価格は前月末比2000円高の7万5000円がほぼ固まった。扱い筋によると、秋の需要期を迎えて荷動きが増加傾向にあり、引き合いも旺盛という。市中在庫の調整が進み、需給が引き締まってきたことも市況を下支えしている。もともと需要見合いで在庫の絶対量が低く抑えられていたこともあり、シニアサイズを中心に歯抜けが散見され、品薄感が出始めた。徐々に強まってきているタイト感を背景に、流通各社は8万円台乗せに照準を据え、唱え値をさらに引き上げる意向だ。

大分大学が社会力ある建築技術者を養成

歴史的S造建築を教材に

鉄骨は東鉄工業が加工

 建築鉄骨の草創期に建てられた鉄骨建築物を現在の技術で製作し教材にする、という試みがなされた。
 大分大学工学部では平成24年度の「地域との強い連携にもとづく建築技術者養成―社会力のある学生を養成する大学院教育をめざして―」をテーマに鉄骨造建物の実物模型を製作した。今回は1949年に建築された「イームズ邸」のアトリエ棟を題材にして①鉄骨造建築の意匠設計・構造設計②鉄骨の製作と製品検査③土木工事と基礎コンクリート工事、鉄骨工事④屋根・床工事・建具工事・内装工事――など要点を学ぶプログラムを実施した。
(写真=キャンパス内に実大S造模型を製作)

臨時総会と安全大会を開く

会員100名がゼロ災害誓う

メタルワン建材安全協力会

 メタルワン建材の協力会社で構成されるメタルワン建材安全協力会(会長=大竹良明・冬木工業社長)は20日、東京都千代田区のホテルで臨時総会と平成25年度安全大会を開催した。東京、東北、関西、九州の4支部合同で行い、鉄骨ファブリケーターをはじめ、床版・溶接・塗装工事業者、現場鳶鍛冶業者ら会員企業社48社、約100名が参集した。
(写真=安全表彰の2社と3氏)

固形タブ検定の準備状況を報告

神奈川・Mグレード部会

需要増で鉄骨単価は小幅上伸

 神奈川県鉄構業協同組合・Mグレード部会(部会長=石井二三夫・石井鉄工所社長)は19日、横浜市内の組合事務所で定例会議を開いた。全国Mグレード部会連絡協議会(会長=堀川勝・杉山建設工業専務)の「固形エンドタブ技能検定試験」が10月に神奈川で開催されることを受け、石井部会長が準備の進ちょく状況を説明。また、部会員各社の山積みや鉄骨単価と鋼材市況の動向について情報交換を行った。
(写真=鉄骨単価と鋼材市況を報告)

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