2019年5月27日号 NO.1928
●高力ボルト納期長期化対策で関連団体に要請/国土交通省
●令和元年春の叙勲(国土交通省)/米森会長に旭日小綬章
●H形鋼は横ばいの8万7千円/5月物価調査会価格調査
●12名入会で検定体制を増強/AW検定協会西日本
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑮小径角形鋼管の溶接要領
●18年度実績は4万7958㌧/鉄塔需要
●田中賞に天龍峡大橋など4件/18年度土木学会賞
●生産量と換算率をまとめる/近畿H会
●Hグレード工場ルポ/松田鋼業(東京)
●中国版
●九州版
●令和元年春の叙勲(国土交通省)/米森会長に旭日小綬章
●H形鋼は横ばいの8万7千円/5月物価調査会価格調査
●12名入会で検定体制を増強/AW検定協会西日本
●「鉄骨技術フォーラム18」Q&A/⑮小径角形鋼管の溶接要領
●18年度実績は4万7958㌧/鉄塔需要
●田中賞に天龍峡大橋など4件/18年度土木学会賞
●生産量と換算率をまとめる/近畿H会
●Hグレード工場ルポ/松田鋼業(東京)
●中国版
●九州版
高力ボルト納期長期化対策
発注様式統一で納期・納入先を明確化
国交省が関連団体に要請
国土交通省は建設現場の高力ボルト納期長期化傾向を受け、発注様式の統一など需給の安定化に向けた対策を講じ、契約適正化の対応を建設業団体に要請した。今年3月に2度目の高力ボルトの需給動向等に関するアンケート調査を実施した結果、前回調査(18年10月)より、納期が全国平均で約6カ月から8カ月程度へと長期化、工事への影響も拡大していることから、需給安定化に向けた対策を取りまとめた。
要請した対策内容は①ボルトメーカーの供給能力が実需に対して著しく下回っている状況ではない(市場の混乱に基づく一時的な現象である)ことの認識共有②重複発注など不確定要素の高い発注を抑制し、納期・納入先が明確な注文から優先的に供給できる環境を整備するため発注様式=写真=を作成③この様式またはこれに準じたものを活用することを周知徹底――となっている。
(写真=高力ボルトの発注様式)
要請した対策内容は①ボルトメーカーの供給能力が実需に対して著しく下回っている状況ではない(市場の混乱に基づく一時的な現象である)ことの認識共有②重複発注など不確定要素の高い発注を抑制し、納期・納入先が明確な注文から優先的に供給できる環境を整備するため発注様式=写真=を作成③この様式またはこれに準じたものを活用することを周知徹底――となっている。
(写真=高力ボルトの発注様式)
令和元年春の叙勲
国土交通省
米森昭夫氏(ヨネモリ会長)に旭日小綬章
経済産業省
數土文夫氏(元JFEHD社長)が旭日大綬章
松村康人氏(JANDT理事長)が旭日小綬章
国土交通省は21日、令和元年春の叙勲受章者を発表した。業界関係者では全国鐵構工業会会長でHグレードファブ・ヨネモリの米森昭夫会長(75歳、石川県金沢市)が専門工事業振興功労により旭日小綬章を受章。元建築研究所主席研究員の古瀬敏氏、元建築研究所総務部長の高橋庄三氏が国土交通行政事務功労により瑞宝小綬章を受賞した。
経済産業省は21日、令和元年春の叙勲(同省推薦分)を発表した。業界関係では、元JFEホールディングス社長・元東京電力会長・元日本放送協会経営委員会委員長の數土文夫氏が旭日大綬章、日本非破壊検査工業会(略称・JANDT)理事長の松村康人・辰起非破壊検査工業相談役が旭日小綬章を受章した。
(写真=米森昭夫氏(上)、數土文夫氏(中)、松村康人氏(下))
経済産業省は21日、令和元年春の叙勲(同省推薦分)を発表した。業界関係では、元JFEホールディングス社長・元東京電力会長・元日本放送協会経営委員会委員長の數土文夫氏が旭日大綬章、日本非破壊検査工業会(略称・JANDT)理事長の松村康人・辰起非破壊検査工業相談役が旭日小綬章を受章した。
(写真=米森昭夫氏(上)、數土文夫氏(中)、松村康人氏(下))
鉄塔需要
18年度実績は4万7958㌧
風力発電鉄塔の発注が相次ぐ
日本鉄塔協会(会長=深沢隆・巴コーポレーション社長)がとりまとめた18年度の鉄塔受注実績は、前年度実績比17・5%増の4万7958㌧となった。発注者別内訳は、電力鉄塔が同1・9%増の3万5971㌧、電力鉄塔以外が同117・2%増の1万1987㌧となっている。
近畿H会が例会
〝生データ〞を1年かけて集計
生産量と換算率をまとめる
近畿地区のHグレード鉄骨製作工場有志で組織する近畿H会(世話人=元古典雄・元古鉄工副会長、会員32社)は15日、大阪市のホテル阪神で例会を開き、昨年1年間をかけて調査していた2018暦年の会員総生産量と、建築申請面積から算出する推定鉄骨需要量の換算率をまとめた。
生産量データは32社全会員が提出。換算率算出に必要な建築面積や鉄骨重量などの詳細データもS造を中心に200件超集まった。それによると、総生産量は28万9420㌧。換算率はS造が136㎏/㎡、SRC造で128㎏/㎡、RC+S造で99㎏/㎡との結果を得た。
一般的に建築面積から鉄骨需要量を算出する換算率はS造が100㎏/㎡、SRC造で50㎏/㎡。これからからするとS造で36%増、SRC造で98%増となる。ただし、S造のデータ数に比べてSRC造のデータ数は少なく、特殊な物件1つで数字が大きく変動するため、「そのまま鵜呑みにはできない」とした。
(写真=18暦年の会員総生産量と推定鉄骨需要量の換算率がまとまる)
生産量データは32社全会員が提出。換算率算出に必要な建築面積や鉄骨重量などの詳細データもS造を中心に200件超集まった。それによると、総生産量は28万9420㌧。換算率はS造が136㎏/㎡、SRC造で128㎏/㎡、RC+S造で99㎏/㎡との結果を得た。
一般的に建築面積から鉄骨需要量を算出する換算率はS造が100㎏/㎡、SRC造で50㎏/㎡。これからからするとS造で36%増、SRC造で98%増となる。ただし、S造のデータ数に比べてSRC造のデータ数は少なく、特殊な物件1つで数字が大きく変動するため、「そのまま鵜呑みにはできない」とした。
(写真=18暦年の会員総生産量と推定鉄骨需要量の換算率がまとまる)