鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年5月25日号 NO.1980

●堅調な推移を示した「宿泊業」/19年度用途別着工統計
●新会長に池田和隆氏(東京)/全青会がウェブ会議形式で総会
●H形鋼は7万5000円/物調5月資材価格調査
●「ものづくりマイスター」基準改定/日本溶接協会
●19年度実績は4万889㌧/鉄塔需要
●前年比0・3%減の118万㌧/19年度のめっき生産実績
●更新でめっき槽を拡大/デンコー(埼玉)
●連載・ファブ業界の歴史編纂③/先人の回顧録・上島氏編
●地元飲食店などの資金確保策に/清松総合鐵工(大分)
●田中賞(新設)は「豆谷大橋」など4件/土木学会賞

全青会

ウェブ会議形式で総会

新会長に池田和隆氏(東京)

動画はHPで公開へ

 全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=中原稔・宏和工業社長、構成員939人)は15日、新型コロナウイルスの感染拡大を避けるため会合を開かずに、ウェブ会議形式で今年度総会を執り行った。第14期理事役員が出席し、任期満了に伴う役員改選や新年度事業計画などを原案どおり可決。新会長に池田和隆氏(東京都)を選出した。なお、総会のもようは今後、全青会HPで公開する予定。
(写真=池田新会長)

鉄塔需要

19年度実績は4万889㌧

改めて「採算性」が焦点に

 日本鉄塔協会(会長=深沢隆・巴コーポレーション社長)がとりまとめた19年度の鉄塔受注実績は、前年度実績比14・7%減の4万889㌧となった。発注者別内訳は、電力鉄塔が同1・9%減の3万5790㌧、電力鉄塔以外が同57・5%減の5099㌧となっている。
 電力鉄塔では若狭幹線などの発注で需要を伸ばした関西電力、南信幹線や下伊那分岐線などのリニア幹線、知多火力線リフレッシュ工事などの発注が相次いだ東北電力の需要の増加が目立った。

前年比0・3%減の118万㌧

19年度のめっき生産実績を公表

日本溶融亜鉛鍍金協会

 日本溶融亜鉛鍍金協会(理事長=横山丈夫・大和ガルバー社長)は、会員81社の19年度のめっき生産実績を公表した。それによると、全体では前年比0・3%減の118万4222㌧となった。
 主な工種別では、駐車場が同16・2%増の3万4664㌧、仮設機材が同4・4%増の10万9114㌧、電力・通信が同0・8%増の10万3709㌧、鉄道が同8・2%増の9870㌧、ファスナーが同4・3%増の3万9764㌧、亜鉛めっき鉄筋が同33・9%増の1650㌧となった。

H形鋼在庫は18万1400㌧

在庫減、5カ月ぶり19万㌧割る

日本製鉄 ときわ会

 日本製鉄のH形鋼を扱う商社・特約店で構成される「ときわ会」の調べによると、4月末のH形鋼全国流通在庫は前月比1万3000㌧、6・7%減の18万1400㌧と3カ月連続で減少した。在庫率は2・47カ月と前月から0・35ポイント低下。入庫減、出庫増により在庫減となり、5カ月ぶりに19万㌧を割り込んだ。
 4月の全国入庫量は前月比7100㌧、10・5%減の6万500㌧と2カ月ぶりに減少した。流通各社は低調な出庫に見合った慎重な仕入れを継続している。

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