鋼構造ジャーナル記事詳細

2020年11月23日号 NO.2006

●鋼材価格は“ジリ高推移”へ/建材品種の市場動向
●10月期定例役員会を開催/東北鉄構工業連合会
●旭日中綬章を受章/三井宜之氏(熊本大学名誉教授)
●需要見通しで情報交換/全構協九州支部・H部会
●新支部長/全構協・北陸支部・寺田健信氏
●産業功労者表彰を受賞/玉木信介・三重県鐵構工協組理事長
●特集/露出柱脚工法
●高耐久トーチユニットを開発/大栄重工業(滋賀)
●You Tubeのライブ配信で働き方改革講習会/東構協
●県産業技術センターと意見交換/山梨県鉄構溶接協会

建材品種の市場動向

鋼材価格は〝ジリ高推移〟へ

鉄骨単価への転嫁が課題

 H形鋼、コラム、厚板など建築鉄骨向けの主要鋼材が続々と値上げされ、ファブリケーターにとっては軟化傾向にある受注単価の是正が喫緊の課題となっている。メーカー側の価格重視の販売姿勢を受けて流通側の売り腰も強く、市場では値上げムードが広がっており、市況の先行きはジリ高展開が続きそうだ。ファブは鋼材調達価格の上昇について元請けに説明し、受注単価の下落防止と値戻しに努める必要があろう。

東北鉄構工業連合会

10月期定例役員会を開催

村山会長「今後もコロナに配慮しつつ開催へ」

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・山形県鉄構工業組合理事長)は10月29日に岩手県盛岡市で10月期定例役員会を開催した。 
 例年開催している国土交通省東北地方整備局建政部との意見交換会の開催候補日やテーマについて協議した。そのほか、建設産業専門団体東北地区連合会(建専連東北)が主催する日本建設業連合会との意見交換会について、出席する渡辺支部長より『コロナ禍における図面遅延の問題』『建方遅延による製品保管の問題』『工程表を重視した施工』の3点について、当業界の抱える課題として話を出すことを申し合わせた。
(写真=定例役員会のもよう)

日本ファブテック

「ユーザーミーティング関西」を開催

KAPシステムの新機能を紹介

 日本ファブテック(野上勇社長)は11日、大阪市東淀川区のTKP新大阪カンファレンスセンターで「ユーザーミーティング関西2020」を開催し、同社のKAPシステムの新機能やタイワの「実寸法師3D」との連携機能、ゼネコンの積算における同システムの活用状況などを発表した。当日は関西地区のファブリケーターや図面受託会社などが参加して使用方法と活用方法に関する技術解説を聴いた。
(写真=KAPシステムの新機能やタイワの「実寸法師3D」との連携機能、ゼネコンの活用状況などを紹介)

県産業技術センターと意見交換

山梨県鉄構溶接協会

コロナ禍の影響や対策を報告

 山梨県鉄構溶接協会(会長=仲山一仁・丸建ナカヤマ社長)は10日、甲府市の山梨県鉄構会館で山梨県産業技術センターと意見交換を行った。
 意見交換では双方のコロナ対策や業務への影響、問題点などを報告。協会側が「対面での打ち合わせでないと細かいニュアンスが通じないため、工程が遅れる」と課題を挙げると、センター側から「現在、県議会などではペーパレス化が進められている。セキュリティー問題などもあるが、最新技術にもメリットがあり、活用していきたい」との意見が示された。
(写真=意見交換のもよう)

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