鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年9月13日号 NO.2048

●倉庫等で柱材の設計変更も/鋼材の価格高騰と調達難
●「フェーズドアレイ検査法確立WG」/吉岡工業千葉工場で開催
●鉄骨需要は25都府県で増加/7月の都道府県別着工統計
●全国6カ所で「橋梁技術発表会」/橋建協
●群馬県太田市に新事業所を開設/岩上鋼材
●大手ファブトップ/日本ファブテック・野上勇社長
●大手ファブトップ/川岸工業・金本秀雄社長
●780N/㎟級厚鋼板を開発/JFEスチール
●活動実績・計画を報告/合成スラブ工業会
●UT学科講習会に組合員11人が受講/長野県鐵構組合

鋼材の価格高騰と調達難

倉庫等で柱材の設計変更も

構造変更の影響は『軽微』

 鉄骨ファブ業界では、鋼材の価格高騰と納期の長期化が大きな課題となっているが、ここにきて「建設コストの関係からRC造など他の構造に変更されるのではないか」との懸念が業界内に広がり始めている。直近でも同様の要因で08年度に、また鋼材と高力ボルト調達難となった19年度も他の構造への変更が取り沙汰されたことがあるが、今回は他の構造分野もそれぞれ課題を抱えている関係から、関係者は「その影響は軽微」とする見方が大勢を占めている。

「フェーズドアレイ検査法確立WG」

吉岡工業千葉工場で開催

 東京鉄構工業協同組合(理事長=吉岡晋吾・吉岡工業社長)と埼玉県鉄構業協同組合、CIW検査業協会、オリンパス等による「フェーズドアレイ検査法確立W G(ワーキンググループ)」が8月31日に千葉県八街市の吉岡工業千葉工場で実施された。
 今回は同工場で製作した実物鉄骨(実際の建築物に使用する製品としての鉄骨)をフェーズドアレイ超音波探傷器と従来型UT探傷器で模擬検査した。
(写真=模擬検査のもよう)

岩上鋼材

群馬県太田市に新事業所を開設

H形鋼の加工とBH製作に特化

 厚板溶断・切板加工を手掛け、ビルトH形鋼(BH)メーカーをグループ会社に持つ岩上鋼材(本社・東京都江東区、岩上茂社長)はこのほど、群馬県太田市に新しく事業所(同市只上町1439―4)を開設した。建築・土木向けにH形鋼の一次加工とBHの製作に特化した生産拠点として操業しており、H形鋼の一次加工で月産2000㌧、BH製作で同1000㌧を見込む。
(写真=太田事業所を開設)

長野県鐵構組合

非破壊試験技術者資格試験

「学科講習会」に組合員11人が受講

 長野県鐵構事業協同組合の技術委員会(委員長=倉科賢三・倉科鐵工所社長)は8月28日、松本市の松本市勤労会館で「2021年JISZ2305非破壊試験技術者資格試験UT(超音波探傷試験)のための学科講習会」を開いた。同日に加え、レベル1は29日、9月11日の3日間、レベル2は同日程に9月12日を加えた4日間のスケジュールで行われた。
(写真=組合員企業から11人が受講)

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