鋼構造ジャーナル記事詳細

2021年12月27日号 NO.2063

●BCPの調達難に危機感/全構協近畿支部・鉄骨商社
●県建築構造設計事務所協会と懇談会/栃木県鉄構工業会
●H形鋼は10万9000円/物調12月資材価格調査
●新社長登場/近藤鉄工建設(大阪)・伊藤准一氏
●鋼材手配難が受注に影響/2021年重大ニュース
●2カ月連続で全品種据え置き/東京製鉄1月契約
●角田副社長が社長就任へ/ジャスト(神奈川)
●鋼材ゆく年くる年/市況展望ワイド版
●栃木第二工場にバンドソーを新規導入/東群鋼材(群馬)
●賀詞交歓会の開催内容を審議/東京鉄構工業協同組合

全構協・近畿支部と鉄骨商社が意見交換

BCPの調達難に危機感

鉄骨加工賃アップを強く要請

 全国鐵構工業協会の近畿支部(支部長=出雲津芳・出雲建設社長)所属2府4県鉄構組合理事長6人と近畿地区で鉄骨営業を展開する主要商社・流通企業12社は17日、大阪市の鉄鋼会館で「鉄構交流会」を開き、鋼材環境の悪化やファブの課題について意見交換した。
 その中で鉄骨商社・流通側はBCPの納期長期化に対するゼネコン側の考えなどについても説明し、S造建築物の減少への危機感を示した。また、ファブ側は鋼材費の高騰に伴う鉄骨加工賃圧迫の現状を訴え、加工賃のアップを強く要請した。
(写真=2府4県鉄構組合理事長と主要商社・流通企業が意見交換)

全青会

今後の事業計画など協議

ウェブ会議で理事会を開催

 全国鐵構工業協会 青年部会(略称・全青会、会長=池田和隆・池田鉄工社長)は16日、ウェブ会議システムで第8回理事会を開催した。
 理事会では『溶接用ノズル・チップ収集事業』について協議し、換金した収益金で購入する車いすは寄贈先を日本車いすテニス協会に決定、仕様を決めて発注するとした。このままコロナ禍による影響がなければ、来年4月21日に福岡県飯塚市で開催される世界大会「飯塚国際車いすテニス大会・ジャパンオープン」で寄贈式を行う予定とした。
(写真=第8回理事会を開催)

東北鉄構工業連合会

12月期定例役員会を開催

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・山形県鉄構工業組合理事長)は9日に岩手県盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡において12月期定例役員会を開催した。
 冒頭、村山会長は「今年もコロナ禍の中、皆さんのご協力のおかげでほぼ計画に沿って事業を進めることができ感謝申し上げたい。来年度の総会は各県役員改選期となる。次の2月期の役員会では各県の三役の交代見通しについて報告いただければと考えているので、ご協力願いたい」とあいさつした。
(写真=12月期定例役員のもよう)

東京製鉄 2022年1月契約

2カ月連続で全品種据え置き

これまでの値上げ浸透見極め

 東京製鉄は20日、2022年1月契約の販売価格を2カ月連続で全品種据え置くと発表した。メーカーの製造コストは今後も高水準で維持されることが予想されるが、前月までの値上げがマーケットに十分に転嫁され、しっかりと浸透することを見極める。引き続きマーケットの需給状況を考慮し、需要見合いの生産を徹底していく。

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