鋼構造ジャーナル記事詳細

2022年2月28日号 NO.2072

●21暦年加工量は21万5000㌧/ビルトH需給見通し
●22年総会を中心に協議/関東Hグレード協議会
●全職種平均値は10年連続上昇に/21年公共工事設計労務単価
●コロナ対応で2月期役員会を書面開催/東北鉄構工業連合会
●総会は3月にリモート開催/全国R・Jグレード部会連絡会
●増収減益傾向続く/大手ゼネコン4社決算
●フォーラム21・②/アングルブレースのガセットの板厚
●建材品種を3000円値上げ/東京製鉄3月契約
●店売り向けH形鋼を2月契約から3000円値上げ/日本製鉄
●「仲間意識で難局の克服を」/東構協

ビルトH形鋼需給見通し

21暦年ビルトH加工量は21万5000㌧

需要復調、母材不足など懸念材料も

 ビルトH形鋼(BH)需要はコロナ要因で落ち込んだ20年をボトムに、昨年から復調が鮮明になってきている。全国ビルトH工業会が四半期ごとに実施している加工量調査(会員企業29社31工場が対象)によると、21暦年のBH加工量は前年比5・3%増の21万5000㌧となった。国内外経済のコロナ禍からの持ち直しを背景に主要都市部を中心とした再開発プロジェクトや物流施設、半導体関連工場などの大型案件が下支えしたものの、中小物件の低調さが影響してBH需要全体としては伸び悩み、コロナ禍前の19暦年の水準(23万7000㌧)には及ばなかった。

関東Hグレード協議会

22年総会を中心に協議

会員に参加メリットある活動を推進

 関東Hグレード協議会(会長=太田昌志・太田鉄工社長)は17日、東京・中央区の東京鉄構工業協同組合会議室で三役会を開き、22年総会を中心に協議した。
 22年総会は3月25日に東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷で開催、全員協議会などの行事も併催することにした。ただ、新型コロナウイルスの感染状況によっては延期を含めて再検討していく。
(写真=三役会のもよう)

東北鉄構工業連合会

コロナ対応で2月期役員会を書面開催

東北地整との意見交換会中止、書面で要望提出

 東北鉄構工業連合会(会長=村山功・山形県鉄構工業組合理事長/ムラヤマ社長)は17日に、2月期役員会を書面開催した。また、同日に宮城県仙台市で開催予定であった国土交通省東北地方整備局建政部との意見交換会は中止し、書面による要望提出を行った。いずれも新型コロナウイルス感染症の再拡大状況を考慮したもの。次回4月期の開催日程等については現在調整中としている。

総会は3月にリモート開催

適正単価の確保へ懸命に対応

全国R・Jグレード部会連絡会

 全国R・Jグレード部会連絡会(会長=松枝建次・松枝興業社長、会員=1都2府7県)は18日、東京・中央区の東京鉄構工業協同組合で幹事会を開催した。当日は新型コロナウイルス感染防止策として、組合会議室に東構協のR・Jグレード部会の角鹿勝保会長(角鹿鉄工専務)と事務局が出席、他の各県代表者はリモートで参加する方法で行った。
 幹事会では22年度通常総会の開催などについて協議。当初、3月11日に東京・千代田区のアルカディア市ヶ谷での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染防止の観点からウェブ総会への変更を決めた。
(写真=各県代表者がリモートで参加)

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