鋼構造ジャーナル記事詳細

2022年3月14日号 NO.2074

●緩和しつつある入国制限/外国人技能実習生の現状と課題
●鉄骨需要は27県で増加/1月都道府県別着工統計
●オンラインで研究会/建築学会近畿支部・鉄骨構造部会
●21年度道路橋受注量は前年比微増/橋建協が意見交換会
●フォーラム21・④/弱軸側に取り合うピン接合小梁納まり
●特集/高力ボルト接合・摩擦面処理
●21暦年標識設置届(都庁提出)
●ウェブ上にバーチャル・ギャラリー開設/日鉄建材
●総会日程など協議/全構協・九州支部
●ウェブ上で第5回委員会/全構協・関東支部運営委

ウクライナ情勢の影響

鋼材価格は引き続き高値推移

短期的には原料需給に影響なし

 ロシアによるウクライナ侵攻が鉄鋼業界に影響している。原油に加え、鉄鉱石や原料炭の日本への輸入にも影を落としている。ロシアからの鉄鋼原料輸入が止まれば、原料需給がひっ迫して鋼材価格にも反映してくる。「鋼材価格は引き続き高値圏で推移するだろう。資源高の中で、鋼材価格が下がる要因は見当たらない」(鉄鋼メーカー)というものの、「先行きを注視しているが、現状では不透明」(同)としている。

オンラインで研究会を開催

ブレース接合部設計論じる

日本建築学会近畿支部・鉄骨構造部会

 日本建築学会近畿支部の鉄骨構造部会(主査=聲高裕治・京都大学教授)は2日、﹁ブレース接合部設計の要点﹂をテーマにオンライン研究会を開催した。
 同学会の北海道支部構造専門委員会、関東支部鋼構造ワーキンググループ、東海支部構造委員会、中国支部構造委員会が共催。講師は鋼構造塑性設計委員会のメンバー6人が務め、約200人が聴講、講演内容に関する質疑や活発な討議が行われた。
(写真=約200人が聴講、質疑や活発な討議も)

東京都溶接協会

中村翠氏ほか2名に表彰状を授与

「東京都若手人材育成溶接コンクール」

 東京都溶接協会(会長=横田文雄・横田アスコム社長)は8日、東京都足立区の東京都立城東職業能力開発センターで「第8回東京都若手人材育成溶接コンクール」の表彰状授与式を執り行い、同所で溶接を学び、コンクールで最優秀賞を受賞した中村翠氏のほか、同じく入賞した吉澤あずさ氏と山崎敬介氏を表彰した。
(写真=前列左から、横田文雄東京都溶接協会会長、優勝した中村氏、佐藤栄・城東職業能力開発センター所長、後列左から入賞した山崎氏、吉澤氏)

ウェブ上で第5回委員会

各県受注状況など確認

全構協・関東支部運営委

 全国鐵構工業協会・関東支部の運営委員会(委員長=知野浩一・大川スティール取締役)は3日、ウェブ上で今年度第5回会合を開いた。
 当日は各都県ファブの稼働率や受注状況が発表された。それによると、1月時点のグレード別平均稼働率はH93%(前回=昨年11月=95%)、M84%(同83%)、R80%(同76%)。手持ち工事量はH10・5カ月(前回9・2カ月)、M4・7カ月(同5・2カ月)、R2・9カ月(同2・6カ月)だった。
(写真=ウェブ上で今年度第5回会合を開催)

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