〝槌音響く〟工事現場
- さまざまな課題に対処迫られる
2025年大阪・関西万博
2025年の大阪・関西万博が開幕まで1年を切り、目玉となる大屋根(リング)や出展パビリオンでは建方工事が本格化しつつある。会場となる夢洲では何基ものクレーンが立ち並び、資材を運ぶトラックが何台も行き交う、まさに〝槌音が響いている〞。鉄骨工事の多くは関西圏のファブが受注し、すでに建方が完了している工事もあり、一部は今月から鉄骨建方が開始される。
現場では多くの工事が法定労働時間の枠内に抑えられて工期との闘いとなっているが、完遂に向けて必要な作業時間確保のため夜間作業の申請も増えているという。今後、現場工事が増えるにつれ作業員やクレーンなどの需要増のほか、付帯金物や小規模工事なども増えることが予想される。プロジェクトはまだこれからが本番だ。
(写真=リングや出展パビリオンでは鉄骨建方が進む)