「需要低迷の長期化」を懸念
- 市況動向に大きな関心集まる
適正価格での受注が焦点に
国土交通省の建築着工統計調査から推算した2024年度上期の推定鉄骨需要量は約192万6000㌧で、今のペースで推移すれば24年度は400万㌧割れの公算が高まっている。そうなれば23年度(391万㌧)に続き2年連続の400万㌧割れとなる。
この状況を裏付けるようにファブ各社からは手持ち仕事量の減少を訴える声も多い。さらに需要低迷の長期化で、一部ではあるが工場稼働や山積みを確保するため、安値で受注するケースもみられる。
(写真=全国鉄骨景況天気図)