建設費上昇が民間工事に波及
- 物件着工遅れと一部先送りも
影響と見極めで重要な局面に
14年度の鉄骨推定需要量は約501万㌧(対前年度比7・4%減)となった。主要ファブの山積み量は依然高く、堅調に推移、市況も中小規模でほぼ横ばい状態にあるものの、大型物件を中心に上伸あるいは高止まりしており、業界に明るい雰囲気が広がっている。ゼネコンも公共案件をメーンに十分な仕事量を確保しており、新規受注に焦りがみられないことから、需要・市況とも現状のまま推移するものと予想されている。
(写真=都内で建設中の超高層大型物件(本文と写真は関係ありません))