4年連続で500万㌧台確保
- 規模・地域格差が拡大傾向へ
単価に一部で流動的な動きも
16暦年の鉄骨需要は約502・6万㌧(前年実績比0・2%減)となり、4年連続で500万㌧台を確保した。
ただ、図面承認や契約等の遅れ、それに伴う工期・工程ずれが常態化、盛り上がりに欠ける状況が続いている。しかも、需要は首都圏の大型物件の一極集中が顕著で、規模および地域格差がより拡大しつつある。地方ファブの一部で、心理不安から受注単価の下押しなど流動的な動きもあるものの、全体的には高水準の工場稼働、山積みも一定量を確保しているファブが多く、今後の首都圏の大型物件の本格化を見込んで、心理的な焦りはみられない。