S造超高層建築物の振動台実験実施
- 崩壊余裕度の定量化と健全度目的に
設計耐力の1.7倍加振では崩壊皆無
文科省の「都市の脆弱性が引き起こす激甚災害の軽減化プロジェクト~都市機能の維持・回復に関する調査研究」に基づき、超高層鉄骨造建築物の崩壊余裕度定量化と健全度モニタリングに関する研究(研究代表=中島正愛・京大防災研教授)が学会、研究機関、大手ゼネコンなどで進められているが、第1弾として10日、3次元振動台E―ディフェンス(兵庫県三木市)で、S造18層建物試験体の振動台実験が実施された。
(写真=S造18階建て、縮尺3分の1の試験体に設計耐力の1.7倍の地震波を加振)