需要は好調、繁忙期迎える
- 来年は〝最大の盛り上がり〟へ
経営面での圧迫要因も増加
建築鉄骨の大型案件は、首都圏を中心にした再開発や物流倉庫関連、宿泊施設などの着工が相次いでおり、好調な展開をみせている。また、ここにきて地方の主要都市でも大型案件が本格化、さらに、これまでやや低調だった中小案件も出件量が増加している。
地方の大型案件は主要駅の再開発、公共施設、宿泊、工場関連など、中小案件は工場、倉庫、宿泊施設などが目立つ。
若干の地域格差はあるものの、全国的に需要は旺盛で、ファブリケーターの工場稼働率も高止まりしている状況にある。先行きも引き合いの依頼状況から、業界全体に量的な警戒感は感じられない。「来年はここ数年で最大の盛り上がりをみせる」が関係者の一致した見方となっている。