大半のファブが繁忙期入り
- 10万㌧級物件が本格着工へ
工程ずれ常態化など課題山積
国土交通省の建築着工統計による17年度の鉄骨推定需要量は約521万㌧(対前年度比2・2%増)となり、数値的にも堅調な伸びを示した。地域や物件規模に若干の格差が生じたものの、全体的に需要は好調で、大半のファブが繁忙期入りを迎えている。
とくに東京五輪の開幕を控えた東京や近郊県では需要拡大が著しく、再開発案件や五輪関連や宿泊施設、事務所ビルなどに着手。とりわけ都内では10万㌧級の超大型物件が相次いで本格着工入りした。