前年比0.5%減の256万トン
- 14暦年上半期の鉄骨需要
消費税の反動減でも堅調推移
国土交通省の着工統計をベースとした14暦年上半期の鉄骨需要は、前年同期比0.5%減の約256万トンとなった。月別推移をみると、1月は前年度比30.8%増と18カ月連続で前年を上回っていたが、2月以降は前年割れとなり、あきらかに消費税率引き上げによる反動減の影響が出たといえる。ただ、12暦年と比較すると、対12暦年同期比18.2%増ですべて月別推移もプラスとなっていることから、前年は消費税の駆け込み需要による『需要の先食い』現象によって、高水準となっただけといえる。震災復旧・復興に加え、大都市圏の大型再開発案件と好調な物流施設は依然底堅く、需要を下支えしていることから、堅調に推移しているとうかがえる。
(写真=活況を呈している都内の再開発物件)