二極化も山積み・稼働率を確保
- 需要は先行きに期待感広がる
『鋼材問題』の対応に苦慮
国土交通省の建築着工統計から推定した21暦年の鉄骨需要量は前年比14・1%増の約462万㌧となり、回復基調が鮮明となった。ただ、規模別では1万平方㍍以上の大型物件が前年比39・9%増、9999~3000平方㍍が同7・7%増、3000平方㍍未満では同3・0%増となっており、物件規模の格差がより顕著になっている。地域的なバラつきを含め需要の二極化を懸念する声もあるものの、「全体的にファブ各社は仕事量を確保している。特に大手ファブでは来年いっぱいの山積みを抱え、極めて順調」(関係者)という。