主要ファブの工場稼働は順調
- 目立つ低層の大型物件の出件
『適正価格での受注』がテーマに
国土交通省の建築着工統計から換算した今年度上期の推定鉄骨需要量は、約233万㌧(前年同期比3・2%増)となった。このペースで推移すれば「年度換算で最終的に450万~470万㌧となる」とする関係者が大勢を占める。
主要ファブ各社の工場稼働・山積みは若干の濃淡があるものの比較的高く、特に物流倉庫やデータセンター、半導体工場など低層の大型物件の出件数が目立っている。首都圏を中心に大型再開発も並行して進んでいるが、中でも都心の工事本格化は「2024年から26年にピークを迎える」(関係者)という。