2023年4月号 VOL.36 NO.419
・[特集] 鉄骨造建築の免震・制振
・[gallery] 実大免震試験機(E-Isolation)
・[鉄のデザイン] HANGAR 1
・[Report] Archi-Neering Design展2022
『建築とエンジニアリングの融合』を再考する
・[Report] 構造デザインフォーラム2022(第27回)
-若手エンジニアの構造デザインはいま
・[News] 免震研究推進機構 国内初の実大免震試験機が3月竣工
・[人HUMAN] 安藤 耕作さん
・国内初の実大免震試験機、免震・制振構造実例など紹介
今年は関東大震災(1923年)が発生してから100年目の年にあたり、今後南海トラフ地震や首都直下型地震が懸念されるなど、建物の耐震性能を向上させる免震・制振技術の重要性は日々高まっている。特集「鉄骨造建築の免震・制振」では、早部安弘・早稲田大学教授が「免震・制振技術を活かした構造計画論」をテーマに執筆。また、今年3月竣工の国内初の実大免震試験機(E-Isolation)を紹介する。このほか、免震・制振構造を採用した鉄骨造建築の実例を設計事務所・ゼネコン各社に執筆いただき、ケーススタディで紹介する。
特集:鉄骨造建築の免震・制振
・免震・制振技術を活かした構造計画論
――早部 安弘(早稲田大学)
・国内初の実大免震試験機(E-Isolation)が誕生
――城戸 隆宏(日本郵政)/髙澤 昌義/野口 裕介(大成建設)
・草加市新庁舎
――加藤 信一/宮久保 亮一(石本建築事務所)
・つながりを生む放送局
――長島 英介/中津 皓太(NTTファシリティーズ)
・免震層変位抑制フェールセーフ機構による「想定外」に備えた都市型中間免震建物
――伊東 和宏(久米設計)
・高効率集中制振による使いやすいオフィス空間
――長瀬 悟/宇田川 貴章/重松 瑞樹/高田 好秀(日建設計)
・適材適所の混構造による免震庁舎の計画
――高村 暁則/藤田 啓史(松田平田設計)
・低層鉄骨造における付加制振
――金箱 温春/山崎 翔(金箱構造設計事務所)
・アンボンドブレースを用いたエネルギー法設計
――大内 京太郎(日鉄エンジニアリング)
・大架構の制振・免震
――浅岡 泰彦(大林組)
・大地震対応TMDにより耐震性・居住性を向上させた高塔状比ホテル
――瀧 正哉/山屋 文乃(鹿島建設)
・SRC壁柱を用いた外殻架構免震オフィス
――佐藤 勇成/稲葉 知之/谷 量子(清水建設)
・塔状比の大きい中間層免震建物の地震・風応答解析
――林 裕真/平井 慶一/浜田 勇気/永久 実伽子(竹中工務店)
・方杖型ダンパーによる大空間制振
――鈴木 悠矢(竹中工務店)
・免震構造による利用者に寄り添った空間の創造
――小林 拓未(竹中工務店)
・OS1区域に建設する免震建物
――渡辺 泰成/山本 愛(戸田建設)
・折返しブレース®
――竹内 健一/吉川 勇季/波田 雅也(青木あすなろ建設)
・三春町新庁舎の制震建物
――濱尾 博文(エーユーエム構造設計)
・Product introduction
――岡部/センクシア/構造計画研究所/川金コアテック/レンズダンパー推進協議会
●Report
・Archi-Neering Design 展2022 『建築とエンジニアリングの融合』を再考する
――加藤 詞史(早稲田大学)/小澤 雄樹(芝浦工業大学)/宮里 直也/斎藤 公男(日本大学)/協力:日本大学理工学部建築学科・空間構造デザイン研究室
・構造デザインフォーラム2022(第27回)
――若手エンジニアの構造デザインはいま
―――山我 信秀(NTTファシリティーズ)(日本建築学会 関東支部 専門WG主査)
●鉄のデザイン 連載 第31回
・HANGAR 1
――山並みを背景に世界の空を翔る活動拠点
―――伊原 孝則(FEDL)/山内 哲理(ティ・アンド・エイ アソシエイツ)
●News
・免震研究推進機構 国内初の実大免震試験機が3月竣工
・日鉄建材 合成デッキ「EZ50」の開口補強規定を緩和
・戸田建設・川金コアテック・光陽精機 「セミアクティブオイルダンパー」開発
・竹中工務店・日本製鉄 床システムの耐火設計技術を確立
・AND賞 第3回アーキニアリング・デザイン・アワード2022
●Event
・構造システム・グループ 「建築とITのフォーラム2023」開催
●BIM News
・トリンブル・ソリューションズ BIMソフトウエア「Tekla Structures 2023」
・オートデスク・トプコン BIM・デジタル計測活用による技術革新
・清水建設 竣工BIMモデル活用で新ビジネスを展開
●Project
・全国の建設プロジェクト―ビル/商業施設/工場/学校ほか
・全国の建設プロジェクト―Image 編
・全国の建設プロジェクトの見方
●Strutec Data
・Strutec Data
――2022年12月の都道府県別建築着工面積/2023年1月の建築着工面積
――2022暦年の推定鉄骨需要量
――2022暦年の都道府県別推定鉄骨需要量
●Regular
・A∩C:建築とコンピューター
――〈第58回〉 デジタル・ファブリケーションとAIの最新援用事例
―――樋口 一希
・リレーエッセイ 建築と私 318
――「建築設計事務所の近未来を按ずる」
―――濱尾 博文
・建設関連産業の未来のための技術評論
――第153回 WEBマーケテイング
―――藤盛 紀明
・真構造道場
――第92回 「動的試験機」の巻
―――高橋 治
・人HUMAN 安藤 耕作さん(ANDO Imagineering Group代表取締役)
●表紙
実大免震試験機(E-Isolation)