2008年9月号 VOL.21 NO.244
読者の皆様へ 10月号より発行日が28日に変わります!
・特集 ファサードの魅力
・[短期集中連載<14>]建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事―改定のポイント
・[耐震設計と施工]梅新第一生命ビルディングの構造設計
・[Project]全国の大規模工場・大型店舗建設一覧/「三越銀座店」増床工事に着工/「二子玉川市街地再開発」工事本格化
・「大空間構造での世界の鉄構技術は進歩しているのか」
・☆紀行 EL CENTRO訪問記
・[gallery]α MATRIX BUILDING
・[連載 随筆<80>]マッケンローとボルグ
☆特集 ファサードの魅力
File01 意匠設計者からみたファサード ファサード―私の場合 横田 暉生
File02 構造設計者からみたファサード 軽やかな構造デザインを目指して ―ファサードデザインを生かした構造計画の事例紹介― 慶伊 道夫/原田 公明/山脇 克彦
File03 構造設計者からみたファサード ファサードにおける意匠設計と構造設計のコラボレーションの実例 城戸 隆宏
File04 ファブリケータ-からみたファサード 鉄とファサードについて 高橋 和志
File05 ファサードエンジニアという職能 ファサードエンジニアリング ―Arupにおけるファサードとは 松延 晋/高岡 祥絵ほか
ファサードへの取り組み 旭ビルウォール/AGC硝子建材エンジニアリング/新日軽
αMATRIX BUILDING-Design&Engineering
☆短期集中連載<14>
建築工事標準仕様書 JASS 6 鉄骨工事―改定のポイント
●耐震設計と施工
梅新第一生命ビルディングの構造設計
―――片山丈士/山下靖彦/前川元伸/大野正人
●Project
全国の大規模工場・大型店舗建設一覧/
「三越銀座店」増床工事に着工/「二子玉川市街地再開発」工事本格化
☆Serial
「大空間構造での世界の鉄構技術は進歩しているのか」
-オリンピック施設に特定して最近100年間の鉄構技術の変遷を考える 第2回
――――――――――渡辺 邦夫/揚原 茂雄
☆紀行
EL CENTRO訪問記──大越俊男
☆Gallery
α MATRIX BUILDING
●連載 随筆<80>
ま マッケンローとボルグ────────深見準一
●Strutect
奥野親正さん(久米設計 構造設計部上席主査)
☆連載
豊かな文化遺産と変われない社会
―インドの歴史と建築を巡って― 第6回 タージ・マハルとアグラ城──新谷 耕平
●Photo Topics
日本鉄鋼連盟主催 鉄の歴史や魅力を楽しく体感
近代製鉄発祥150周年記念事業「鉄の星フェスティバル」
●リレーエッセイ(144)
建築家・徳永正三先生と恩師・原本裕夫───仁波敏夫
●Essay モノつくりが創る美 -93-
手入れを怠ることの結果-スポアン(榕樹)に押しつぶされたタ・プローム────豊田政男
●掲示板
スタッド溶接技術試験合格者
―A級は新規60名、更新13名、B級が更新20名、昇級12名
●News Up
既存超高層ビルの長周期地震動対策工事
大成建設が受注し、新宿センタービルで年内着工へ
テクラが「IT建築セミナー2008」開催
●Strutec data
2008年6月の構造別着工面積
2008暦年上期の着工面積と鉄骨需要量
●CONTENTS
●Information
●読者のひろば
●EDITOR ROOM
●表紙説明
銀座三丁目 α MATRIX BUILDING
東京・中央区銀座で中低層ビルの建設工事が相次いでいるが、今年3月に新たに意匠性豊かなビルが誕生した。ボリュームあるシリンダーパネルによるファサードが印象的なα MATRIX BUILDINGである。銀座三丁目の路地裏に立地するため、通常だと極端な見上げでしか建物を認識できない立地条件である。しかしながら、デザイン性豊かなファサードの効果もあり、建物を見た瞬間に思わず見上げてしまうほど強い印象を与えてくれる。多数の穴による見込み面の連続で構成したファサードの表現は、見上げの視線を考慮した結果という。
建築主はモリモトで、地上10階・地下1階、建物高さ39.95m、延床面積2247.81㎡。設計はA.A.E(エー・エー・イー)、施工は佐藤秀。構造は鉄骨造で、所要鉄骨量は約366.00㌧、鉄骨製作は望月鉄工所が担当。今年3月に竣工し、今後オフィス・店舗などが順次入居する予定。